不登校でも子は育つ ~母親たち10年の証明~

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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902776805

作品紹介・あらすじ

「今、学校に行けなくても大丈夫! 」
我が子の不登校を経験したお母さんたちが、
「これがあったら、安心できたなあ」とほんとに思える本を作りました。

「目に見えない「何か」を信じて子どもの育ちを見守ることは、一人ではとっても難しい。
でも、子どもの内面の小さな成長を誰かが見つけて教えてくれたら、
苦しんでいるお母さんも安心できる」
不登校の親子を支援し続けた10年が、親子が元気になるために必要なものを教えてくれました。

京都で活動する親の会、「親子支援ネットワーク ♪あんだんて♪」。
学校に行けなくなった子を持つお母さんたちが、
「自分の思いを語り、支え合う場を持ちたい」という気持ちで集まったのが誕生のきっかけ。
その後は悩みの渦中にある方が次々と訪れて活動が継続しました。
心温まるさまざまな人と人とのつながりも生まれてゆきました。
10年の月日が流れるなかで、かつて不登校だった子どもたちはそれぞれに成人し、
自分に合った進路を見つけて歩いています。その成長を見てきたお母さんたちが、
今悩んでいる人や困っている人に届けたいと思ってできたのが、
この『不登校でも子は育つ 〜母親たち10年の証明〜』です。

家族や周りの人、学校との関わりをどうしよう。
このままで本当にいいのかな。
進路を選ぶときはどうすればいいの?

ページをめくれば、
不登校を子どもと一緒に乗り越えてきた先輩お母さんたちの、
「今、学校へ行けなくても大丈夫! 」
の声が、あなたにも聞こえてくるはずです。

今の子どもの状態と、これからの回復段階がひとめでわかる
「親子の回復段階表」も必見!

【出版社からのコメント】
我が子の不登校を経験した母親たちから生まれた一冊。
当事者が切実に求めている、役に立つ具体的な情報が
綴られています。
親の会の強みを生かし、さまざまな母親・当事者から、
広く事例と声を集めました。例えば、
「きょうだいのいずれかが不登校の場合」
「きょうだい共に不登校だった場合」
「一人っ子の場合」
等、細やかな具体例を挙げています。
あらゆるケースに対応できる一冊です。

NHK「あさイチ」の特集「どう向きあう?わが子の不登校」で
取り上げられ、大好評をいただきました。

感想・レビュー・書評

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  • 目に見えるもので評価するのではなく
    目に見えない「何か」を信じて子どもの育ちを
    見守ること。忘れないでおこう。

  • 子供の不登校は、学校に行ったり外に出たりするエネルギーの不足であって、家でじっくり休養してエネルギーが溜まれば、そのうち自ら動くようになる。なので、親は、あせらずに寄り添いサポートに徹すべし、という内容。
    不登校の原因も様子も人それぞれだろうが、この本で言っていることも結構うなずける。

  • 高校3年生、不登校 → 通信制高校へ転校。
    遠方の高校へ、スクーリングの送迎中に、書店で購入し読みました。

    ある程度、回復に目処が付いた頃に読んだのですが、

    これまでの自分の言動を振り返って反省したり、「自分だけじゃなかった」と共感に癒され、励まされて、何度も涙しました。

    更に、本人の気持ちや言動の裏にある本音が、少し理解できるようになったり...。今の親の想いも、いつかきっと伝わる...と信じられ、明るい温かな気持ちに何度も包まれました。

    私自身が、誰かに助けて欲しくて、もがいていた...。
    それと全く同じことなのかな?とフッと気付いたのが、この本を読んでいる最中でした。

    文章全体が、柔らかくて、否定が少ないので、母親自身が参っているときに、共感が欲しいときに、特におすすめします。

  • 不登校を抜けてから読めば共感できたかもしれないけど、真っ只中の時に読んでもなんだかボンヤリとした感じだった。体験談を読むにはいい本。いつかまた読み返してみたい。

  • 目に見えない「何か」を信じて子どもの育ちを見守ることは、一人ではとても難しい。「だいじょうぶ。あなたはひとりじゃない。」母親たちの体験談です。

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著者プロフィール

親子支援ネットワーク♪あんだんて♪は、「不登校をキーワードに子育てを考えるグループ」として2003年4月に9人の母親たちによって結成されました。これまで20年に渡り、不登校に関する相談会を行いながら、これまで培ったネットワークを活かした情報提供もしています。ネガティブな気持ちでいっぱいになったとき、心が少しホッとできる。そのぬくもりが多くの人に伝わることが♪あんだんて♪の願いです。

「2023年 『みんないろいろありました 不登校あるある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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