- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902928006
作品紹介・あらすじ
「1000回死ぬよりつらいよ」I would rather die a thousand deaths.-1865年4月9日、南軍のリー将軍が、北軍のグラント将軍に降伏しに行くときもらした言葉です。リンカーン大統領に北軍の総司令官になるよう依頼されて苦悩しながらも、南部人としてあえて南軍を指揮したリー。そして降伏を申し出る相手のグラントは、同じウエストポイント陸軍士官学校の後輩であり、一緒にメキシコと戦った仲でした。アポマトックスの1軒の家で行われた2人の会見はアメリカ史の名場面の1つです。リーを気遣うグラント、それを甘受するリー-この本では登場人物たちの「息遣い」までをも伝えることによって、「生きた歴史」を面白く語ります。小学生のための歴史だからこそ、易しい英語で読め、アメリカ人のスタンダードな歴史観が分かる貴重な1冊です。
感想・レビュー・書評
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歴史教科書というと変に偏りを生まないために感情を込めず淡々と綴られたイメージ。
これもそうで、事実を述べながらアメリカらしく異なる立場にも配慮したりしていてとても読みやすいのだが、ところどころ僅かに日本の歴史教科書より人物や争い事に対する書き方が感情的だったりバッサリ切り捨てたり英雄周りがやたら厚めだったりしていて、それはそれで違いが面白かった。
覚悟はしていたけれど、原爆の箇所(自国の行為判断に対する100%の自信)には少しやり切れない気も。
いったん日本語部分を読んだので、次は英語学習に活用したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の教科書との違いが一目瞭然です。「History is a story」とアメリカ史の先生が言っていた理由がわかりました。歴史は暗記じゃありませんね、storyなんですね。
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原爆、ネイティブアメリカンは少ししか
言及されてないしあくまで相手がこうしたから
私たちがやった事は正しい感あった
全体のアメリカ史なんとなくわかったかなぁよかった
小学生向けだから内容シンプル
中国の歴史教科書も読んでみたい。
友だちに聞くのはタブーと思うから
教科書みるのが一番はやい -
朝鮮戦争に関して、中国軍が参戦してきたことを記述した一文を読んだ時の絶望感が、凄く印象に残りました。
歴史というスペクタクルの魅力を再認識させてくれる、そんな一冊でした。 -
歴史の描き方もいろいろだ。あらためて日本の小学校の教科書を読みたいし、他の国のものも読んでみたい。
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気になっていたけれどやっと読了。英語部分はほぼ全部音読した。10年前の本か。。改めて黒人が大統領に就任したことの意味を考えた。
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コロンブスの新大陸発見からウオーターゲート事件まで
知っていそうでよく知らないアメリカの歴史。
本書は、アメリカの小学3年生から6年生の歴史の教科書がもととなっている。英文も、日本の中学生以上であれば読めそうなレベルである。日本語の対訳もついている。
アメリカがアメリカ自身をどう認識しているのかが
平易に書かれていて非常に面白い。
それにしても、日本の歴史教科書とは記述の仕方がだいぶ違う。
単なる史実の列挙に留まらず、登場人物の考えや行動がリアルに描写され、歴史のコンテキストなどもしっかり表現されている。
日本も教科書検定制度がなくなれば
こういった面白い教科書が出てくるんでしょうな。
と書いていて、自分の子供の教育について思った。日本の教科書だけで学ばせるのはよくないなと。
各々の教科で、面白い副読本を買ってやることにしよう。 -
アメリカ史と、英語の両方の勉強になりました
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日本について違う側からの意見も見れたり、わりと簡単な英語で歴史を学ぶ事ができるので、面白いです。