サイエンス入門 2

  • 楽工社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063553

感想・レビュー・書評

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  • ☆特に、温暖化の影響について、ハリケーン・竜巻が増えたなどのウソの言説に対する注意を喚起している。良心的

  • バークレーで文科系学生への物理学講義。かなり面白かった。

    ・大氷河期は定期的に繰り返す。9万年続いた後に温暖な間氷期が1万年続く。
    ※氷河期の方が割合が大きいことに驚いた。

    ・超伝導は1957年に理論完成。量子論の中。
    ※すでに50年以上とは驚いた。

    ・太陽の核融合もトンネル効果。だからあれくらいのエネルギーでも融合反応する。

    ・量子コンピュータは粒子が軌道上に異なる存在をしうることを利用。量子ビット。
    ※超並列計算が得意。

    ・E-mc2の式は原子爆弾発明とは独立。19世紀終わり頃に放射性崩壊の爆発が発見された。
    ※理論はなくても兵器は作れてしまう。

  • サイエンス入門の二巻目です。光、不可視光、気候変動、量子物理学、相対性理論、宇宙の各章に別れています。ゴア元副大統領の「不都合な真実」の内容が誇張があると書かれていますが、温室効果の影響については心配しています。メディアはセンセーショナルな内容の方を取り上げがちですから。光が粒子と波の両方の性質を持っていることが分かりやすく書かれています。

  • NHKの白熱教室と並行して読むと分かりやすく面白さも倍増する。単なるサイエンス知識でなく、現在直面している社会問題としてとらえたい。

  • 1巻にひきつづき、非常に勉強になりました。原題が『未来の指導者達のための物理とテクノロジー』という。その名の通り、今とこれからの世界を生きる上で見過ごすことのできないあらゆるテクノロジーや先端の事象について、それらが基づく物理法則から、成り立ちと仕組みまで、文系でもわかるように書かれている。サイエンスにおいて欠かすことのできない事柄をわかりやすく、程よく深く、学ぶことができる。2巻では、量子物理学のテクノロジーが中心、徐々に物理世界の深淵へと進んでいく。

  • 光から始まり、統一場理論への夢を語り終わる
    できれば各分野ごとに別々の本を読むべきだが、まとまってはいる

  • 帰り遅くなっている時にかぎって、帰りはこんな本を読むなぁ…現実逃避?
    レーザーについてお勉強?中。

  • 第1巻が面白かったので、第2巻も楽しみにしていたが、期待どおりに分かりやすくて、かつ、刺激的な内容だった。
    第2巻では、量子物理学や相対性理論が中心かと思われたが、思ったよりもさらっとした解説で、むしろ、光や気候変動の方が、個人的に、この種のテーマの本を読む機会が少ないせいか、興味深い内容だった。特に、気候変動については、論者ごとに様々な主張が行われていることを踏まえつつ、IPCCのコンセンサスという、現在もっとも科学的とされている内容を丁寧に説明するという節度ある記述は、好感が持てる。これも、本書の原題が「Physics and Technology for Future Presidents」(このPresidentsを大統領と訳すのは、果たして正しいのだろうか。)ということの表れであろう。

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