IMF 下 ──世界経済最高司令部20ヵ月の苦闘

  • 楽工社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063638

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  • 下巻は、ロシアや米国のヘッジファンドLTCM、ブラジルが中心です。

  • アジア通貨危機およびその余波における、IMFやFRBの危機対応後編(インドネシア、ロシア、LTCM破綻、ブラジル)。まだこの時は政策金利調整が有効だったんだな、としみじみ。今後IMFがどうなるべきか、「なくす」「縮小する」「固定相場に戻す」の3つのが紹介されているが、サブプライム危機を迎えた2009年、IMFの基本資金は3倍に増額されているわけで、今後もエコノミストが高尚な議論を交わしながら成功と失敗を繰り返すだけな気がする。日本も2013年にIMFから消費税増税を要請されており、対岸の火事ではない。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1951年米国生まれ。オックスフォード大学で哲学・政治学・経済学を学ぶ(ローズ奨学生)。ジャーナリストになり、フォーブズ誌、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ワシントン・ポスト紙で、経済・ビジネス分野の記者として活躍。1990年~95年には、ワシントン・ポスト紙のアジア特派員として東京に赴任。経済・金融分野における卓越したジャーナリズム活動に贈られる「ジェラルド・ローブ賞」を含む、数々の賞を受賞。現在、ブルッキングス研究所フェローも務める。

「2013年 『IMF 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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