- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903212531
作品紹介・あらすじ
ひとは、いつだって、だれだってかぎりない可能性を秘めている。なにか、いいことをおもいついたとききみなら、どうする?大人も、子どもも、魅了され全米40万部のベストセラー!
感想・レビュー・書評
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タイトルで「そだてかた」と謳っている割に具体的な方法は特に指南されていないので、そこは少しギャップを感じてしまうかも。絵の色使いが綺麗だった。
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2016年37冊目。
絵本をまじまじと読んだのなんていつ以来だろう。
「大人が読んでも良い」というのは、本当にその通りだった。
ある日見つけて「しまった」アイデアを、どうせ役に立たないと置いてけぼりにしようとしたり、人目に触れてどう思われるのかを気にして隠そうとしたり、ドキッとするシーンがあった。
だけど、そのアイデアが実は自分に活力を与えてくれるものだとわかってくると、それは、見つけて「しまった」ものから、見つけ「られた」ものへと変わっていく。
とても気に入ったのは、その変化と共に変わっていく色合い。
モノクロから、少しずつ増していく彩りが、この絵本の醍醐味だなと思った。
じっくり絵だけを眺めてみたり、あるシーンにあるように本当に絵本を逆さまにしてみたり(これ、発見あります)、3〜4回続けて読み返してしまった。
子どもたちのひらめきを、大切に大切に育てたくなる。
彼らの発想・想像力を豊かに育むために、繰り返し読んであげて欲しい絵本。 -
最初はアイデアたまごと、たまごが立つところ以外モノクロで描かれている。
しかし、主人公がたまごと向き合い、一緒に生きていくことを選択したとき、少しずつ色彩が美しく変化し、広がりを見せていく。
主人公の、“いったいみんながなにをしっているんだろう?これはぼくのアイデアだ。みんなとちがってたって、かわってたって、ちょっとばかりおかしくたって、かまうものか!”と気付く場面が印象的です。
自分を押し殺して他人に合わせるのではなく、自分という人間を大切にすること、そして勇気をもって一歩踏み出すことを教えてくれる一冊です。 -
ある日、小さなアイデアが生まれた。アイデアたまごを見て、はじめは「へんなたまご」と思ったが、そのうちにアイデアたまごと友だちになった。みんなに馬鹿にされたが、アイデアたまごを育てた。アイデアたまごといつも一緒にいたが、ある日、アイデアたまごは変身して、世界と一つになった。アイデアたまごは、誰の中にもいる、世界を変えるために。
※小さなアイデアも何かを変える可能性があると言いたいんだろうね。お話より、鉛筆画から水彩画への変化の美しさにひかれた。