だれかに、話を聞いてもらったほうがいいんじゃない?―セラピーに通うセラピストと、彼女の4人の患者に起きたこと

  • 海と月社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903212807

感想・レビュー・書評

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  • 誰かに話をすることで自分を客観視、立ち直っていくというのがセラピーの役目であるようだけど、一直線に立ち直っていくものではない。
    不都合な状態が心地よくなっている場合がある。
    不幸の自己陶酔に慣れてしまっていることを、教えてくれて、そこから一緒に寄り添って自分が変わっていくことを後押ししてもらうことが必要。
    そこで話をする人と、話を聞く人の相性も、状況に作用するようだ。

  • 久々に一気読み。カウンセリングの授業を1ターム受ける以上の学びになったと思うほど教えられた。セラピスト(じゃないけど)、患者双方の視点で読み、感動し、希望も得た。私にとって今年のベストブック!著者に心からの感謝を捧げたい!
    #カウンセリング
    #セラピスト
    #変容

  • 分厚いカウンセリングの実際について書かれた本?
    フォロワー様からおすすめされ読了。
    自身も相談室にお世話になっている身なので楽しめました‥
    人間味のある話は先が読めなくて楽しいですね

  • 文章が長い割には期待した成果が得られなかった。カウンセラーならではの悩みなどは理解できたが、私自身がカウンセラーになる気もなく、どちらかと言えばクライアント側寄りなので読んでいて「違うな」と感じた。
    もちろん作者もクライアントとしての立場で描いてはいるが、カウンセラー目線であるように思えた。

  • いい本だったなぁ。
    今の仕事に不満があるひと、
    家族や身近な人に不満があるひと、
    そして自分に不満があるひと、
    そんな方々は、とても惹きつけられて、一気に読んでしまうと思います。私がそうだったように。

  • ノンフィクション。セラピストと患者に関わりから、コミュニケーションを知ることができると感じる
    相手に合わせるのは良いコミュニケーションなのか。心地良いコミュニケーションとは何か。受け入れられないという感情はむしろ相手が率直であり自我を持つ証ではないか。誰からも好かれる人は、自分のない軽薄な人間なのではないか。などと感じた。

  • 相談相手によるが、本当の悩みを打ち明けて相談することは、なかなか難しいけど、やれば新しい前向きな世界が広がっているような気がする。

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著者プロフィール

心理セラピスト。作家。
米老舗雑誌「アトランティック」で人気コラム「ディア・セラピスト」を執筆。
多くのテレビ番組でコメンテーターも務める。
セラピストになる以前はテレビや映画の脚本に関わり、ライターとしても活躍した。
その経験を存分に活かして生まれた本書は、たちまち全米ベストセラーとなり、
2019年の「オプラ・マガジン」における「ノンフィクション・ベスト」、「タイム」の「必読書」、
米アマゾンの「ベストブック10冊」、「シカゴ・トリビューン」の「ベストブック」などに輝いた。
TEDトークでも、同年の「視聴回数トップ10」に選ばれている。

「2023年 『だれかに、話を聞いてもらったほうがいいんじゃない?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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