もうひとつの明治維新―幕末史の再検討 (大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書 (第16冊)) (大阪経済大学日本経済史研究所研究叢書)

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  • 有志舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903426051

作品紹介・あらすじ

幕末史を考えるとき、もはや薩長両藩を中心にすえて考える時代は去った。複雑な利害関係にある諸政治勢力を、討幕派と佐幕派の二項対立図式で描くことは、もはや許されない。本書は、長州藩内の「俗論派」といわれた人々や薩摩藩内の「反討幕派」、さらに中立諸藩や朝廷内の中下層公家勢力など、これまでの薩長討幕派史観によって光が当てられてこなかった諸勢力をはじめて分析し、新たな幕末維新史を構築する。

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著者プロフィール

1950(昭和25)年、大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士。専攻は幕末史を中心とした日本近代史。現在、大阪経済大学特別招聘教授。主な著書に『その後の慶喜』(ちくま文庫)、『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)、『西郷隆盛 維新150年目の真実』(NHK出版新書)、『ある豪農一家の近代』(講談社選書メチエ)、『老いと病でみる幕末維新』(人文書院)、『江戸幕府崩壊』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『歴史を知る楽しみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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