クラシックでわかる世界史 時代を生きた作曲家、歴史を変えた名曲

著者 :
  • アルテスパブリッシング
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903951010

作品紹介・あらすじ

ヴィヴァルディは皇帝に協奏曲と〈機密情報〉を提供した? ベートーヴェンのパトロン遍歴と国際政治力学の関係は? ロッシーニは独立義勇軍からケチ呼ばわりされてイタリアを捨てた?──宗教改革から第一次世界大戦まで、音楽史でいえばバロック前期から後期ロマン派までの時代の音楽を、各時代における政治力学、王侯貴族間の人間関係、国家の経済状況、革命や戦争などの大事件といった外的要因からみることによって、現代に残された数々の名曲に秘められた真実の歴史を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 2520円購入2010-04-26

  • 世界史では教えてくれない
    クラシックのお話。
    ややくどいところがあるけれども
    興味深く読めた。

  • クラシックの名曲たちが出来上がった背景には、どんな歴史の動きがあったのか。
    こういうアプローチが、全ての曲に対して必要な気がします。
    肌で、その当時の雰囲気を感じられないのであれば、せめて、歴史から、作曲家たちの生きた時間を少しでも共有したい。
    それが出来たら、少しだけ、作曲家たちの見たヴィジョンに近づけは出来ないでしょうか。

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著者プロフィール

1952年山形生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部名誉教授。18、19世紀を主な対象とする音楽社会史、音楽思想史を専攻。
著書に『新版 クラシックでわかる世界史──時代を生きた作曲家、歴史を変えた名曲』『ピアノ大陸ヨーロッパ──19世紀・市民音楽とクラシックの誕生』(以上アルテスパブリッシング)、『神と向かい合った作曲家たち──ミサ曲とレクイエムの近代史 1745–1945』『《ドイツ・レクイエム》への道──ブラームスと神の声・人の声』『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』(以上音楽之友社)、『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(以上講談社)、『「楽聖」ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂出版)、共著・共編書に『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、訳書に『魔笛とウィーン』(平凡社)、監訳・共訳書に『ルル』『金色のソナタ』『西洋の音楽と社会(7)ロマン主義と革命の時代』(以上音楽之友社)、『オックスフォード オペラ大事典』(平凡社)などがある。

「2023年 『バロック音楽と国際政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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