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- Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904021354
感想・レビュー・書評
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『神去なあなあ日常』の映画を撮った矢口監督が、ロケ地に選んだ三重県美杉町に滞在して「本当によく鹿を見かけた。町の定食屋では鹿肉オンパレードだった」と回想していた。鹿肉は、あるところでは身近なのだが、縁遠いのがフツウである。鹿の獣害から鹿肉料理をもっと食べよう!メジャーにしよう!という動きがあるが、本書のニコルさんのように、鹿肉をちょっと特別に扱う距離感も見逃せない。鹿肉料理を指すVenisonという言葉が古くは「狩り」を指したということに及ぶ本書を読んで、鹿肉料理が身近になるかはわからないが、魅力的に思えてくるのは確かだと思う。ニコル氏らしい一冊である。
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