午前零時の自動車評論2

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制作 : (株)文踊社 
  • (株)文踊社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904076224

感想・レビュー・書評

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  • 車の試乗記を含んだ車に関するエッセイなのかな。車に対する価値観はとても同意できる。確かに一部車種を除いて日本はファミレスのようになっている。物はある。こだわりはない。こんな車種ばっかり。技術も能力もある魂がない。車をおざなりに作っている。もっとこうしたい、嗚呼したいっていうエンジニアのわがままが見える車を期待したい。売れる車ばかりを作るといずれ破たんする。

  • 「午前零時」と銘打ちながらも、寝酒より温かいコーヒーを飲んで頭をすっきりさせて読むことを勧めたい本。

    「3」もそうだったけど、本書も著者の自動車観というかスポーツカー観がぶれず心地よい。

    個人的には「良心は誰が作ったか」「ボディ剛性を解く」が特に面白かった。

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著者プロフィール

1962年東京都台東区生まれ。生家は浅草で和菓子屋を営み、子供のころから職人の仕事を間近に見ながら育つ。早稲田大学第一文学部(美術史学)を卒業後、編集仕事を経て独立し、自動車評論家となる。抜きんでた機械設計の分析力を核に、理論派として鋭い設計評価を行うほか、試乗テスト時には、常にエアゲージや巻尺などをはじめとする7つ道具を持参する実証派でもある。クルマの運動性能とその構成要素に関する分析力では定評があり、自動車専門誌各誌に辛口の評論を展開している。また、内外問わずクルマに関する多数の書物を収集し、特にミドシップについては、長い年月をかけて過去に生産された全ての市販車や発表済みプロトタイプカーのデータを独自のフォーマットに落とし込み、比較分析するという地道な研究家の一面も持つ。近年ではグッドデザイン賞の選考委員を務めるなど、さらに活躍の幅を広げている。著書には『巨匠が愛したフェラーリ女優が恋したモーガン』(三栄書房刊)、『スーパーカー誕生』(弊社刊)、『午前零時の自動車評論』シリーズ(弊社刊)、『自動車小説』(弊社刊)、『自動車問答』(弊社刊)など。

「2020年 『午前零時の自動車評論18』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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