- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904292204
作品紹介・あらすじ
詩と詩人と写真家たちの素顔を若き日のおもい出とともにつづる初めてのエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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詩人・谷郁男のエッセイ集。これまで暮らした街での出来事、好きな詩(詩人)について、写真家とのコラボシリーズの制作裏話という3つのテーマで構成され、半自伝的な内容にもなっている。詩集の方は何冊か持っているけれど、どんな人なのかこれまで全然知らなかった。このエッセイを読んで、自分が谷さんの詩に惹かれる理由がわかった気がした。
詩と同じく、とても読みやすいけれど、さりげない余韻を残すとてもいい文章だった。いろんな詩人の作品が紹介されているので、詩の入門書にもいいかもしれない。でも、やっぱり自分は谷さんの詩がいちばん好きだな、と思った。 -
『しかし きみの
時間は 石だ。
ぼくの 瞬間は
花だ。』
(本文より 詩人から頭の固い人へ/ラングストン・ヒューズ)
詩の入門本ともなり得るし、
谷さんの柔らかな言葉だけでも十分楽しめます。
イラストも素敵でした。 -
私の好きな詩人、谷郁雄さんの初めてのエッセイ
谷さんがこれまで暮らした町のこと
これまでの生活のことを書いた部分と
谷さんが好きな
いろんな詩人の
いろんな詩と
その詩についての谷さんの解説とその詩に対しての谷さんの想い
が書かれた部分
自作の詩集がどのように出来上がっていったかが書かれた部分
この3つの部分からできています
谷さんの詩は好きだったけど
谷さんの人柄が垣間見える
このエッセイを読んで
あぁやっぱりいいな、と思った
そして紹介されているいろんな人の詩集や写真集を
手にとってみたくなった