【Amazon.co.jp 限定】2030年代のデジタル学習論:教育DXの構想と実践(智場#124特集号)
- 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター (2022年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904305188
感想・レビュー・書評
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2030年代の教育DXに向けた理論と大学、教育委員会、NPO、海外、小中学校などの実践を紹介している。
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GIGAスクール構想が前倒しで進められ、2022年度は2周目の年になるが、教育の変革については馨しい情報はあまり聞こえてこない。テクノロジーの活用が遅々もして進まず、21世紀0年台から、学校教育から排除されてきたツケが今あらわになっている証左だと思う。
この本はなぜデジタル化なのか、まだ実感できず、使うことに追われてしまっている先生方に、ぜひ読んでもらいたい。とりわけ、第一部は教育のデジタル化の根幹部分の考え方になるのでぜひ。 -
大学院時代、自身の研究のために日本各地約80校の学校に訪問に行った。そこで感じたのが学級がうまくマネジメントできない状態に陥っている学級の多さ。
この本にもあったように、前時代的な価値観を前提とする学校と新時代的な価値観を前提とするGIGAスクール構想はマッチングしないだろう。
多様化が可視化され、多様化のフィットを求められている学校。そして、新時代的な価値観を前提とするGIGAスクール構想。これらとマッチングしないからこそ、システムの限界、各教師の教育技術のミスマッチ、これらが学級がうまくマネジメントできない状態に陥っている学級が多くなっている要因だろう。
たしかに、このままいくとGIGAスクール構想が頓挫する可能性も否定できないだろう。新時代の学校づくりが喫緊の課題であることがあらためてわかった。