岩合光昭の世界ネコ歩き 番組ガイドブック

著者 :
  • クレヴィス
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本棚登録 : 96
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904845493

感想・レビュー・書評

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  • 「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組ガイドブックですね。
    2012年に撮影を開始してからの、記録やエピソード、岩合さんの思い出や、番組スタッフの思い出、旅のスナップ、「岩合流ネコ撮影の10の心得」、そしてネコたちの写真が満載。
    2015年発行の本です。
    とにかく、お楽しみがいたるところにページにあふれています。
    ページを開くたびにわくわく感が止まりません。
    ページ数は100ページに充たないのですが、ネコの眼のようにページのあちこちを眺め回して、視点が定まると見いってしまいます。しばし時が留まること、必至ですね。
    岩合さんの名台詞も満載です。
    スタッフさんの『「ネコ目線」と「岩合目線」』には笑ってしまいました。

    あとがきで岩合さんの言葉
     
    ネコほど真面目な顔をする動物も珍しい、だからこそこちらも真面目になれるのです。そしてネコとの平和な時間を楽しめるのです。

    ガイドブックは続編がありそうです。
    楽しい時間をさらに愉快にすごせそうですね。

  • 奥さんと岩合さんの猫写真展を見に行った際に購入。写真展に勝るとも劣らず、とても和んだ気持ちにさせられる本でした。ノルウェーの猫たちが個人的には好きです。丸耳のモンスンとノルウェージャンフォレストキャットの可愛さと妖精のような雰囲気に心を掴まれました。

  •  ネコを追いかけてこの道40年以上になる岩合さん。その岩合さんと猫が登場する「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHKBSプレミア)の番組ガイド。



     第1回目のイスタンブールから、10回目のノルウェーまで載っている。この本が発行されたのは、2015年4月で、番組スタッフのコメントに3年間で26本の番組が作られたとある。この番組を制作するのには相当苦労があった。何しろ相手は気まぐれなネコ。しかもテレビに出る「タレント」ではなく、野良だからいつどこで出会えるか分からない。たとえ出会っても、テレビで放映できるいい状態が撮れる保証はどこにもない。忖度してくれないからなあ。



     岩合さんがあとがきに番組を始めた理由として、「ネコの見方を増やしたい」という想いがあった。異性やお金と同じで追えば逃げるようで、岩合さん曰く「ネコと仲良くなりたい、と積極的に考えないことです。ネコがこらちをどう見ているか、が肝心なのです」とおっしゃっている。



     第1回目のトルコの撮影では、何とあの007の撮影隊と遭遇したそうだ。ちょうど屋根裏でネコを撮影していたら出くわしたそうで、こちらはネコを撮影していると言ったら、「marvelous(素晴らしい)」とほめられたとある。どういう場面の撮影かはわからないが、スパイ映画とネコとは。まあ、どちらもつかみどころがないのは似ているかな。



     フロリダには、あの文豪ヘミングウェイが飼っていたネコの子孫とされる46匹がいる。その約半数が6本指という珍しい指の持ち主。



     ネコと背景に写る景色が魅力の1つだ。いろいろな景色とネコの表情を堪能出来て一石二鳥だ。



     ネコ撮影に関して岩合さんはいろいろ心得を書かれているが、やはり「ネコ様」次第と述べている。ネコが寄ってこないことには撮影ができないからなあ。

著者プロフィール

日本の動物写真家。東京都出身。
日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った。
2012年からテレビ番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』を開始。

「2023年 『2024 岩合光昭 世界の猫カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩合光昭の作品

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