クリエイターの為の宝石事典

著者 :
  • 亥辰舎
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本棚登録 : 131
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904850916

作品紹介・あらすじ

「賢者の石」「月の雫が宿った人魚の涙」「戦士の流した血が染み込んだ石」。天然石のもつ伝説や歴史、命名の由来などを鑑別家による科学的な背景で解説。石の個性がひと目で分かるレーダーグラフ。宝石名を和名で表記し英名と中国名も掲載。結晶系ごとに分類。色別の索引もある。
名著「天然石のエンサイクロペディア」を元に、鑑別家飯田氏の専門的情報から歴史や伝説のみを取り上げ加筆修正し収録。
: 創作者のアイデア資料の形をとることで、誰もが天然石に興味を持つきっかけになるはずだ。

感想・レビュー・書評

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  • 令和5年12月の特集「きらきらブックス」

  • 苦礬柘榴石(くばんざくろいし)/パイロープ・ガーネットという石、青玉/サファイアの象徴は「憎悪感の緩和/霊魂の沈静」、真珠/パールにまつわる話“貝の中に月の雫が宿った”と“貝が人魚の涙を飲み込んだ”が印象に残った。

  • [図書館]
    読了:2022/3/29

    写真は綺麗だが小さい。
    知名度によらず広く扱っているが並び方が分かりにくい(結晶構造で区分されている)。
    硬度、比重、屈折率、色は載っているが劈開性についての記述はない。
    説明文は呼び名の由来などが主でとりとめがなく読みづらい。

  • ファンタジー系の一次創作の参考書を探している時に見かけた本。
    「クリエイターの為の」の部分に惹かれて読んでみた。

    目次に色別索引があり、色から探したい時は便利。
    A5サイズで、1ページの半分にひとつの宝石の紹介をしている。
    その宝石が象徴する言葉、どんなカラーが展開しているのか、宝石の写真(カラーバリエーションがあるものは、そのカラーすべてが揃っている写真)、そして宝石の説明がされている。
    説明は主に宝石の生産国、硬度など石そのものの特徴がメイン。

    タイトルのクリエイターとは、アクセサリー職人など直接宝石を加工する方向けに付けられたのかもしれない。
    宝石に関する神話などが知りたい方には物足りないかも。

  • 20201116
    ざっくりまとまっているので、逸話を思い出したり雰囲気を確認するのに便利。写真も綺麗だし。
    薄くて手に取りやすいのも良い。
    個人的には、化学式があると良かったな。

    でもしっかり知りたい人には物足りないかも。
    他の本の抜粋なようなので、これでもっと知りたくなったら元の本を入手すると良さそう。

  • これは、デザイナー、イラストレーター、漫画家、小説家など創作活動に勤しむ人が、『ある宝石を創作のモチーフや小道具として取り入れる場合』に、その宝石の由来や言語表記、代表的外観、色、伝説などを手軽に、さわりだけ調べる為の、初心者向けのかんたんな入門書、手引書を目指して作られたと思われる。

    その為、図版も美しく、宝石の基本データ、内容もコンパクトにまとまっているが、各石1ページの割当の中ではマニアックな話や詳細は出ない。 出せない。そういうものを期待して買う本ではない。この本が薄くて軽いのも、作業スペースの端に置いて、必要な時に手元でサッと調べることを想定しているのかもしれない。
    また、本の巻末でも、各宝石の詳細な情報や話が読みたい人向けに、同出版社の別の本が紹介されている。そういうことであろう。逆にそれらの本を既に入手し、読み込んだ読者には必要のない本だと言える。

  • どういったクリエイターを対象にしているのかわからないけど、俗説にも組成にも偏らず物足りなさだけが残る

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著者プロフィール

1950年生まれ。1985年に「日本彩珠宝石研究所」を設立。
所長として現役の宝石鑑別家でもある。
〝収集と分類は宝飾文化を考える最大の資料なり〞を理念とし、
研究所内に鑑別家の視点で収集した飯田コレクションを収めた資料室をもつ。
現在「宝飾文化を造る会(玉響)」を率いる。

「2022年 『世界観設定のための宝石図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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