ラクダに乗って (新しい韓国の文学 4)

  • クオン
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904855133

作品紹介・あらすじ

ラクダに乗って行こう あの世へは/
 星と月と太陽と/砂しか見たことのないラクダに乗って。
  ―「ラクダ」より

40年に及ぶ全詩業から選りすぐりの69篇を収録した、画期的な一冊となっています。
韓国民衆の暮らしを見つめ、それをすぐれた詩作品へと昇華させた出世作『農舞』の他、厳選した詩やエッセイ、訳者による詩人解説を収録。
韓国最大の詩人の詩業を一望できる内容となっています。

感想・レビュー・書評

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  • 『新しい韓国の文学』2冊目の詩集。(刊行順はこちらが先だけど)
    連続して読んだので比較できるけれど、こちらの作品集の方が好みというか、感覚的に理解できる感じが強かった。
    著者紹介の部分にも書いてあるけれど、土着的なリアリズムというか、現実に根ざした感じのする詩が多く、(もちろん韓国の風土は日本とはまた異なるのだけれど)身体的にすっと入ってくる詩が多かった。悪くない。

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著者プロフィール

1935年忠清北道中原郡(現・忠州市)生まれ。
1956年『文学芸術』に「葦」などの詩を発表して創作活動を開始。処女詩集『農舞』以来、民衆の暮らしに密着したリアリズムと優れた抒情性、伝統的なリズムを取り入れた詩によって韓国現代詩の流れを一挙に変え、「民衆詩」の時代を開いた。
1970年以降は文壇の自由実践運動、民主化活動で重要な役割を果たす。

「2012年 『ラクダに乗って』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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