- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905154211
感想・レビュー・書評
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アクもなくスラスラと読めます。これは!という部分はありませんでしたが、何度も何度も繰り返し読む本だと思います。
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あなたの行動を「抑止するもの」
当たり前だが、
ヒトはリスクを避ける。
めんどくさいことは避けるものだ。
しかしながら
ヒトも企業も
目先の利益や
損得勘定ばかりに走り
本来の「役割」を果たし忘れ
存続だけが目的化すると
腐敗が始まるもの。
腐敗の方がよっぽどリスク。
にも関わらず
なぜヒトはリスクを回避するのか。
突き詰めるとそれは
「恐怖」が引き起こす。
新たなことを始める際は
必ず「恐怖」が
あなたを襲いはじめる
いつのまにか
その「恐怖」に支配され
ヒトは行動を抑止してしまう。
一方で
「恐怖」に支配されず
前へ進み、着々と成果を
手にする者もいる。
「違い」は何か?
それは、
「恐怖」の取り扱いに
長けているかどうか
「恐怖」は
ヒトを支配するのが得意だ。
「恐怖」に支配されると
たいていの場合
昨日と同じ慣れ親しんだ環境から
出なくていいと
悪魔が囁いてくるものだ。
「恐怖」と呼ばずに
「不安」という言葉に
置き換わっているケースが多いが、
本質的には同じ。
「恐れ」に負けたと
思いたくないから
無意識の中で
「忙しいから」
「実績がないから」など
「言い訳」と言う名の
「自己正当化」が
台頭しているに過ぎない。
将来の不確定さに対する「恐怖」は
持つのが当たり前。
やったことがないから実績がない
これも当たり前。
にも関わらず、無意識は
その当たり前を盾にして
やらない理由を見出し
己を安心させようとする。
その後の人生も過去の延長だからと…
安心安全なんだといった具合に…。
非常に厄介だ。
変化を恐れ、あなたが動きを
とめたなら
それは、衰退の始まり。
そんな弱い自分とは
おさらばすべきだ。
変化につきまとう「恐怖」を
取り扱い、成果を手にするには
本書からヒントを得よう。
現状維持=衰退の一途だと理解しよう。
勇気さえあれば
他になにもいらない。
勇気がないと進化できない
それを教えてくれる名著である。