ワン チャンス

  • アチーブメント出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905154617

感想・レビュー・書評

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  • ポッツくんたら、なぜそこで事故に合うの、なぜそこで病気になるの、なぜそこで保存しないの??
    と、やきもきして読みました。ポッツくんがうちょっとだけ注意深かったら、もっと家族は楽だったでしょう。不運だけでは片づけられない、自己管理能力の低さです。
    しかし人はおうおうにして、欠点あるものに親近感を感じるもの。ポッツの声を聞いたことはないけれど、きっと愛すべきおまぬけさんなのでしょう。 
    東日本大震災のあと、時を置かずにチャリティーコンサートに来日したポッツ。
    映画「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」 の監督がポッツの人生を映画化したのは必然だったと思います。

  • ポール・ポッツの自伝。昔、携帯を売っていた人がイギリスのタレント発掘番組で有名になった、と聞いたのを覚えているような、いないような…。図書館の新着コーナーにあったので借りた。

    いじめられていて、音楽への情熱があって…、と「よくある話」なのに、楽しく読める。
    いじめ自体をしつこく書かないで、そのあとの自分(大事なときに自信が持てない → 自分の意見を人に伝えられるようになる)を書いているからかもしれない。

    あと、イギリスの学校事情、ヨーロッパの音楽環境なども興味深かった。
    映画も観てみよう〜。

  • 「ワンチャンス」
    ポール・ポッツの半生。努力で掴んだ物語。


    子供の頃はいじめられっこで、大人になっても恋人も友達も持てずにいたポール・ポッツ。そんな彼が、2007年英国の大人気オーディション番組で見事な歌声を披露し、成功を掴むまでの半生を綴った一冊。


    帯には、1億2千万人を涙させた冴えなさ過ぎる男の世紀の逆転劇とある。しかし、冴えない男とは言い過ぎではないか。彼は恋に燃えたり、論文提出に奮闘したり(にしても2日も眠りこけるとは)、議員になったり、そして歌に惚れたただの気の優しい男であったのだ。だから、冴えない男とはちょっと違う。


    彼は、会社と議員の仕事をしながらも、歌を歌う事を諦めきれなかった。大勢の観客が自分の歌声で沸く感覚と感動に魅力され、歌を続けたい、と思ったのだ。夢を実現する為、彼がそこからする努力は凄い。大好きな歌を歌い続けるために並ならぬ努力をし続けてきた彼を見れば、夢は努力をしないと叶うものも叶わないと改めて思わされます。


    また、プロになる為の実力という問題よりも、怪我や病気が彼の前に立ちはだかるのは、本人ももやもやしたと思います。それでもよく歌を続けたなと、凄くなんか誇らしく思っちゃいます。


    歌は逃避だった。歌を自分のものだけにするのに必死だった。人生は紆余曲折だ。


    そんな彼の言葉は、素直に感じられるのは、なんでだろう。きっと彼が自分に素直に生き、素直に文章を綴ったからだろう。決して上手い文章ではないけど、彼が悩み、喜び、努力した時の気持ちが詰まっている。そんな風に感じました。

  • サラッと、エンターテイメントな映画。

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