ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代

著者 :
  • PLANETS/第二次惑星開発委員会
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784905325079

感想・レビュー・書評

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  • おすすめ。
    そこらの「ドラえもん面白い!ここが最高!」といったありきたりな研究本にあらず、愛ゆえのけなし、愛ゆえの批判、叱咤が心地いい。

  • ドラえもんの世界と現代は思ってた以上に近いのかも。藤子F不二雄の先見性が凄かったのか、ドラえもん自体が読者世代の設計書になっていたのか。改めてコミックを読んだら色んな発見がありそう。

  •  私自身ドラえもんを繰り返し読み、ドラえもんで成長したのもあり、とても面白く読めた。が、まあツッコミどころはたくさんあった。「さとり系男子」はドラえもんの影響であるとか言い過ぎだし、しずかちゃんへのディスが過ぎるし、ジャイ子系女子という偏見がひどいし。特に藤子・F・不二雄先生の「自分はのび太である」という発言を元にした、F先生自身を「努力もせずにただ物事を待ち続けるダメな人間である」と述べているのには、お前あれだけの人を捕まえて何言ってるんや!と思わず笑ってしまった。
     とはいえ、作者のドラえもん愛はすごい!自分では決してドラえもんに対してちゃんと考察したことはなかったので興味深かった。

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著者プロフィール

1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、編集者。横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社のギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)、『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)、『ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生』(朝日新書)がある。

「2023年 『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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