今回は、レビュー+様からの献本です。ありがとうございます。
衆議院解散で、選挙一色になっていく今日この頃。そんな中重要になるのが、情報に対するもののとらえ方だ。今回の大前さんの本は、教育に関する本。いろいろな提言をされているが、教育のガラガラポンが必要と訴えている。今の教育に欠けているのが考えるという視点。頭を使って湯気が出るくらいフル稼働させる。そんな教育の場を提供するために作ったのが、ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学や、遠隔教育によるMBAプログラムを開講した BBT大学大学院、さらに海外MBAの取得も可能なBOND-BBT MBA(ボンド大学大学院)の3つ。
重視しているのが、英語、会計、ITの3つ。と言っても何とかの資格を取ると有利になるという話ではなく、世界で生き抜いていくには必要なスキルだからというのが理由。後必要だとすれば、クリティカル・シンキングか。世論調査でどの党が1番投票したい、だれが総理大臣にふさわしいというデータをうのみにしない。報道機関にも、利益を上げないとまずいので何らかのポジショントークが存在する。公正中立なんてことはないのだから。
ご自分の学校の宣伝も兼ねているような感じもしないではない。その辺は差し引いて読んでも教育について考えるには良い。教育と言っても子供ばかりではなく、元子供の大人だって生涯必要なもの。ここまでやればもう教育なんていらないなんて、偉そうにしていたら転げ落ちるのは早い。昔の取った杵柄だけで生きていけるほど今の世の中は甘くない。甘いのは、スイーツぐらいなものだ。