本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905497097
作品紹介・あらすじ
雑誌『論座』での同名の連載を軸にした、本を肴にしたエッセイ集とでも申しましょうか。「書評集」と言うにはなんとももったいない一冊です。読者の皆さんは、読み進むうちに、熱燗を嗜みながら、著者とあれこれとおしゃべりするような感覚になるのではないでしょうか。本を読むには三度の楽しみがある、と著者の水谷先生は仰います。読んでみたいと思ったそのとき、読んでいるとき、そして読後。「読書は三度楽しみ、三度酔う。そんな思いが『読書三酔』の背後にある…」(本書まえがき)。巻末には、人名索引も付されます。計46本の書評を、4つの部に分けました。「江戸 遥かなり」「東も東、西も西」「王様と私たち」「日本人であることがむずかしい世の中」。どうぞご高覧ください。
感想・レビュー・書評
-
著者の読書歴、その射程範囲の広さには脱帽。シニカルに謙遜しているが、著者の読書歴に小生は足元にも及ばない。個人的に、岡義達『政治』(岩波新書)の書評がおすすめ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
専攻が日英近代政治という学者による本を肴にしたといいうエッセイ集。同じ著者の「江戸は夢か」が面白かったので手に取った。本を肴にということでかなり古い本も取り上げられている。取り上げられている本は、著者の専門に関わらず広い範囲で、書評としてもエッセイとしても楽しめた。しかし、収録されている文章が総て1990年代に書かれたものだが、せっかく新刊といて出すのなら最近のものも収めて欲しかった。
全2件中 1 - 2件を表示