軍事システムエンジニアリング: イージスからネットワーク中心の戦闘までいかにシステムコンセプトは創出されたか

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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906124633

作品紹介・あらすじ

本書は、今日の中核的な米海軍システムを構築してきた8人の偉大な先達の実践的な「コンセプト形成」及び「プロジェクトマネジメント」の本質、すなわち「システムそのもの」よりも「いかにシステムを考えたか」を解明し、さらにこれらを踏まえて我々なりの大規模システム構築者へのアプローチについて論究するものである。

感想・レビュー・書評

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  • イージスシステムの開発の歴史と、そのシステムの構成を解説した良書。著者は退役海上自衛官(海将補)。長くプログラム業務隊(現指揮通信開発隊)に勤務し、幹部自衛官として対空ミサイルの導入に関わる中で、戦闘システムの構築を米海軍より学び、それを海上自衛隊に根付かせた功労者の一人。イージスシステムに興味のある人ならずとも、高度な軍事システムの理解は、他のシステム設計分野にも応用が利くので、そちらの興味が強い人にもお勧め。

  • プロジェクトマネージャー、プロマネとして米海軍に仮想留学して日本もアメリカに追いつこうと研鑽するための本。
    イージスシステムやアーセナルシップコンセプト、LCSの原型など、もう一冊の本に比べて本職である技術やシステム的な話が多い。これまた後進への熱い想いが凄い。

  • Asian Reading アジアの活読
    軍事システムエンジニアリング 大熊康之 かや書房
    AEGISのコンセプト創出からその運用まで、US.NAVYの重鎮をフォローしながらSystem of Systemsを解説。これはアジアの活読Award本に決定!
    ミカルコの研究から①問題を多くの異なった方法で観る ②自らの思考を視覚化する ③出力を多する ④斬新な組み合わせを行う ⑤関連付けを強制する ⑥逆転思考を行う  ⑦暗喩(Metaphor)的に考える ⑧偶然の機会(Serendipity)を逃さない
    そして、ノーバート・ウイナー(サイバネティクスの創始者)が言う、最も最高の意味では、最高の創造は、最高の批判によらなけばならない。

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