ブラック・カルチャー観察日記 (P-Vine Books)
- スペースシャワーネットワーク (2011年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906700035
作品紹介・あらすじ
黒人男性を見かけると「ブラザー!」なんて呼びかけていませんか?黒人は皆、アフロ・ヘアを誇りに思っている、と思い込んでいませんか?ステレオタイプはもう捨てよう!シカゴで黒人の夫と暮らし、一般ブラック・ピープルたちの考えや行動、生活習慣を肌で知る著者が、おどろき、あきれ、ときには笑って、ときには怒り、ユーモアとシニカルな視点でつづったアメリカ黒人の本当の姿。食べもの、住まい、男と女、家族、教育、音楽、映画、スポーツ、政治、犯罪、などなど、さまざまなテーマを通し、いっしょに暮らしてみないとわからない、等身大で進行形のアメリカン・ブラック・カルチャーを紹介。
感想・レビュー・書評
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著者はアメリカで黒人男性と結婚した日本人女性。
アメリカの黒人たちがどのようなことを考え、どのような生活をしているのかを、黒人ではないひとが語る。
黒人社会と白人社会の関係性、黒人社会の内の関係性など、アメリカ人でも白人でもないアジア人の著者だから見えてくるものもある。 -
黒人はいつも差別されて生きていると私は思っていた。
しかし、この本では、日常で起きた出来事を通じて、ユーモラスであり、
強く生きていることがわかる。
内容(「BOOK」データベースより)
黒人男性を見かけると「ブラザー!」なんて呼びかけていませんか?黒人は皆、アフロ・ヘアを誇りに思っている、と思い込んでいませんか?ステレオタイプはもう捨てよう!シカゴで黒人の夫と暮らし、一般ブラック・ピープルたちの考えや行動、生活習慣を肌で知る著者が、おどろき、あきれ、ときには笑って、ときには怒り、ユーモアとシニカルな視点でつづったアメリカ黒人の本当の姿。食べもの、住まい、男と女、家族、教育、音楽、映画、スポーツ、政治、犯罪、などなど、さまざまなテーマを通し、いっしょに暮らしてみないとわからない、等身大で進行形のアメリカン・ブラック・カルチャーを紹介。 -
陽気で、ヒップホップとブルースが大好き・・・なんてのはステレオタイプ。今の黒人は実はちょっと違うのです。黒人の夫とシカゴで生活する著者。非常にメンドくさくて、むずかしい、でもなんだか憎めない! そんなブラックファミリーを通して現代のアメリカの黒人事情を語ります。
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肌の色が同じでも、同じでなくても。
人と人との間には見えない線が引かれ、超えられない壁がある。 -
「ソウルフードの真実」から、ブルーズという音楽ジャンルが白人ファンのための伝統芸能と化しているという衝撃の事実、成功した黒人男性がクルマにお金を使う理由、キャリアの黒人女性が料理をしたがらない理由、黒人女性の髪への執念、などなど、アメリカで普通に暮らしていてもなかなか見えてこないことを、「内側」でも「外側」でもない、境界線から冷静に分析している貴重なフィールドワークです。
http://livinginnw.blogspot.com/2012/02/blog-post_20.html