グロテスクな民主主義/文学の力: ユゴー、サルトル、トクヴィル

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  • ぷねうま舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906791187

作品紹介・あらすじ

■ あらゆる規範を失った政治が醜態をさらし、文学の終焉が語られて久しい。
 文学はこんにち、生へのアクチュアルな発信を断念し、政治的現実への無惨
 な絶望を前に、ついに自閉してしまうのだろうか。
  著者の半世紀を賭けた文学的試行を集成する、「文学と政治」論集。

■ 大作『レ・ミゼラブル』を皇帝権力に抗っての亡命下に書き継いだユゴー、
 身をもって政治参加を生きたサルトル、グローバル化という民主主義の負の 
 未来を見事に予言したトクヴィル……
  時代の権力とそれぞれの仕方で向き合った思想家たちの闘いに耳を澄ます。
 ここには断念することを知らない精神と、私たちの同時代への驚くべき予言 
 と、言葉と権力との秘密めいた関係をめぐる明晰な意識とがあった。

著者プロフィール

1944年生まれ. 東京大学フランス文学科卒業. 同大学院に入学後, 1969-72年, フランス政府給費留学生として, パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学. 1978-80年, フランス国立東洋語学校講師. 2007-09年, パリ・日本館館長. 現在, 東京外国語大学名誉教授. 著作に『評伝アルベール・カミュ』(白水社, 76), 『サルトルの晩年』(中公新書, 88), 『ミラン・クンデラの思想』(平凡社, 98)『激情と神秘──ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店, 2006)ほかがある.

「2018年 『カミュの言葉 光と愛と反抗と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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