屏風と日本人

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  • 敬文舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906822539

作品紹介・あらすじ

屏風伝来から現代にいたる歴史を概観し、絵画資料に描かれた屏風を検討し、屏風の機能や、描かれた絵の内容を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  •  「絵」の読みである<え・かい>はともに音読みであり、この字に訓読みはないという指摘には新鮮な響きがある。日本人が初めてこの字を知ることになった唐絵の画屏風に衝撃を受けたことで<やまと絵>が生まれ、絵という言葉が日常的に馴染みのあるものとなったという論には、美術史に疎い輩にも説得力がある。感心するばかりの一冊。

  • つまみ読みだがほんとにおもしろかった。開き方の話は知ってうれしい。

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著者プロフィール

1948年、愛知県西尾市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。専攻は日本美術史。サントリー美術館主席学芸員、群馬県立女子大学文学部教授を経て、現在、岡崎市美術博物館長、群馬県立女子大学名誉教授。文学博士。
主な著書に、「狩野探幽ー御用絵師の肖像」(臨川書店2014年 徳川賞)、「日本絵画の見方」(角川選書2004年)、「美の架け橋ー母国に遣わされた屏風たち」(ぺりかん社2002年 芸術選奨文部科学大臣賞)などがある。

「2018年 『屏風と日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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