増補 健康半分 (デコライブラリー)

著者 :
  • デコ
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906905119

感想・レビュー・書評

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  • 確かに病気にはなりたくてなれるもんじゃないと思ったが、自分はなりたいとは思わないので、病気になったらチャンスだと思う考え方は初めて見た。自分の体の一部一部を人間に例えていて、それぞれに気持ちがあるように書かれていて面白かった。どんな病気も楽しくポジティブに考えていて、このような考え方になりたいと思った。

  • 病気、健康…生きてく上で切り離せない話題だ。
    もし病気を患っても、「半分健康!」と、笑って過ごしたい。

  •  「父が消えた(芥川賞)」(1981)、「老人力」(1998)の赤瀬川原平さん(1937.3.27~2014.10.26 享年77)の「健康半分」、2011刊行の増補版、2006~2013のエッセイです。①体をこわしてやっと健康第一なんだとつくづく思う。②大人になるということは、病気を認知していくことだ。③スポーツジムで、若者は平均以上を目指し、中年はとにかく平均点を目指して努力している。普通であることが嬉しい、なんて、歳をとらないとわからないものだ。④入院して雑用の有難さが身にしみる。日常生活は雑用まみれ。
     赤瀬川原平「健康半分」、2015.2発行、再読です。①病気になるとヒマになる。ヒマになると新聞をじっくり読み込む。小さな広告もじっくり眺める。いつもは見えない生活の隅々が目に留まる。興味が生まれる。(私は病気ではありませんが、いつもヒマです。新聞もよく読みますが、興味が生まれるまでにはなかなか至らないのが実情ですw)②ジムで若者は平均以上を目指し、中年以上は平均を目指して努力する。若い頃は平均や平常を嫌いたがるが、歳をとると普通であることが嬉しい。(本当にそう思います!w)

著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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