映画『HOKUSAI』シナリオブック

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906953998

作品紹介・あらすじ

世界で最も有名な日本人・葛飾北斎の誰も知らない物語を描いた映画『HOKUSAI』(2021年5月公開/橋本一監督)。

柳楽優弥と田中泯がW主演を務め、阿部寛、永山瑛太、玉木宏など主役級の超豪華キャストが集結した話題作の脚本を、

日本語バージョンと英語バージョンで読むことができるシナリオブック!



 米LIFE誌“この1000年で偉大な業績を残した100人”に選ばれ、世界中で圧倒的人気を誇る葛飾北斎。

その生き様を海外の読者にも楽しんでもらうため、本書では日本語原文に加え、英語訳も同時に掲載! 

映画の世界観を楽しむだけでなく、演劇用台本として、また英語学習にも役立つ1冊となっている。



 このシナリオブックには、脚本家が最終的にまとめた「決定稿」と言われる脚本を採用。

台本は撮影現場で適宜変更されたり、役者のアドリブが入ったり、編集されたりするため、「決定稿」で作品のルーツを感じ『HOKUSAI』を

より深く理解することはもちろん、完成した映画との違いを探すという通の楽しみ方も! 

スペシャル企画として、映画『HOKUSAI』の企画・脚本を手掛けた河原れんのインタビューも掲載!!

感想・レビュー・書評

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  • 映画感想で。

    葛飾北斎とその時代をざっくり知るためのフィクション…という感じだろうか。そう思うと楽しめる。

    ロケ地は北斎の富嶽三十六景を擬えた場所だろうので、ぽいなぁ、と思いつつも、私は静岡出身なので、富士山あんな風に見えるかしら?と思う部分やら、?と思う部分もありましたがご愛嬌ですかね。

    富嶽三十六景について書かれた本を読んだことがありましたが、自分が思うよりもずっと、自由闊達に絵を描いていた方だったのだろうなぁという印象を受けました。その印象が全てとは言いませんが、少なくともそう受け取れたことに対し、すごく救われた気がしました。現実に向かいながらも、心は自由だ!という芯を感じ取れたからかもしれません。その印象とは少し異なる北斎像でしたが、それもあり、です。

    話は変わりますが、冒頭のシーンで諸々燃えたものを見て、号泣しました。当時の作品ができるまでの職人さんの苦労を考えると、なんつう罰当たりなことしてくれてるんじゃ?!と。

    あと写楽さんのシーン。嫉妬、と解釈があります。それもあると思うのですが、自分が命かけて捧げてることを道楽だと言い切れられることは、自分の生き様を侮辱された気がしたんじゃないかと思いました。…それもまた嫉妬、なのかしら?なんだか他にしっくりくる言い方がありそうな気がするのだけど…。


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