彼女たちの好きな鈴木邦男

  • ハモニカブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907349189

作品紹介・あらすじ

 鈴木邦男の「愛される理由」を探求してみたい。鈴木邦男はほかの男たちとどこが違うのだろう。この探求は、この国の男たちの有りようを考えることにもつながるかもしれない。

 たとえば、鈴木邦男がときどき口にするR・S・S・Oという金言みたいなものがある。運動や活動に必要な原則をアルファベット4文字で示したものだという。
 Rは理論(RIRON)のR。
 Sは組織(SOSHIKI)のS。
 もうひとつのSは資金(SIKIN)のS。
 そして最後のOはなんと、女(ONNA)のOなのだ。
 そこだけ聞くとちょっと気持ち悪いかもしれないが、運動や活動に女性が必要だという原則。女性が共感できない、参加できないような運動は伸びない。廃れる、ということを意味している。
 だから鈴木邦男は、女性の目線をとても大事に考えている。シンポジウムや人のたくさん集まる場所、どこへ行くにも私たちを誘い、私たちの反応を気にする。いつからか私たちは「邦男ガールズ」と呼ばれるようになった。

 もちろん私たちが女でなかったとしても同じことかもしれないが、ここには少なくとも人と人の対等な関係がある。行く先々で見聞きすること、起きることに私たちが共感するか。心を動かされるか。鈴木邦男はそんな私たちの感覚を、ものごとを判断する指標にしている、そう感じることがあるのだ。
 そんなとき、鈴木邦男は、世の中で言われるような、右翼だとか愛国者だとかリベラルだとか、そういう次元とか別のところで存在している。私たちの「なついて」いるのはそんなオッサンだ。

 鈴木邦男は女について何をどう語っているのか。女性たちとどんな対話をしてきたのか。そして私たちにとって、鈴木邦男とは何者なのか。

著者プロフィール

1943年福島県郡山市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。72年「一水会」を結成。

「2020年 『彼女たちの好きな鈴木邦男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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