ヤナギ通りのおばけやしき

  • 瑞雲舎
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本棚登録 : 114
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907613273

作品紹介・あらすじ

ハロウィンの夜、ヤナギ通りに住む子ども達は、通りの中だけであれば、変な服を着たり、怖いお面をかぶったり、顔に色をつけたりして人を驚かせても良いことになっていました。子ども達は、ヤナギ通りの家をつぎつぎと訪ね歩き、玄関のチャイムを鳴らして、ドアが開くたびに「いたずらか、おかしか!」と叫びます。でも、ただ一軒の家だけは別でした。その家のことを子ども達は「ヤナギ通りのおばけやしき」と呼んでいました。ハロウィンの夜、通りを行く子ども達は、そのおばけやしきに灯りがともっていることに気がつきました…。スロボドキンの楽しいハロウィンの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 総ルビあり。
    年長さんから三、四年生あたりまでがいいかな。

    サラリと読める。
    「さかさ町」より短いし、
    字も大きいんじゃないかな?

    薄いけれど、ハードカバーなので
    ちょっとお姉さんになった気持ちで読める本。


    子どもがチャイムをならす
    →部屋に入れてこどもたちにいたずら(おじいさんのマジック)を見せる
    →おばあさんが拍手する
    の繰り返しが絵本のように幾度かあってから、結末にすすむので、子どもは読みやすいんじゃないかと思う。

    ふんわりした絵と話の終わり方で、
    優しい空気の本でした。

  • ハロウィンの日にヤナギ通りの子どもたちが、おばけ屋敷と呼ばれている家に行き「いたずらか、おかしか」と言うと、出てきたおじいさんは「いたずらをあげよう」と家の中に招き入れます。いったい???

    ハロウィンの日の楽しいお話。

  • ハロウィーンの夜、「いたずらか、おかしか!」ってたずねて、「もちろんいたずらさ」って返事が返ってきたら?

    ハロウィーンのあたたかいお話。
    巻末に「まほうのヤシの木」の手品のレシピつき。

  • ヤナギ通りの子どもたちは、ハロウィンの夜、どこの家にいってもいいことになっていました。ところがその年は、だれも住んでいないはずの古ぼけたおやしきに明かりがついています。子どもたちはおそるおそるチャイムをならしてみましたが…。「いたずらか、おかしか!」に「いたずら!」って答えられたらどうする? ゆかいなおはなしです。

  • ハロウィンの夜、ビリーは、「ヤナギ通りのおばけやしき」と呼ばれる家のチャイムを押した。「いたずらか、おかしか!」ビリーが叫ぶと、出てきたおじいはんは答えた。「いたずらだ! さぁ、おいで。おはいり!」。町の子どもたち、そして大人たちも、とびきりワクワクする「いたずら」を楽しみ、素敵なハロウィンを過ごす。

    おじいさんの手品にワクワクさせられる。「チチン、プイプイの〜プイ!」というかけ声は、子どもと一緒に唱えながら読むとより楽しい。子どもたちを迎えに行った大人たちに、最後の手品を見せる粋ないたずらも最高。

    最後に、おじいさんが子どもたちに教えたという「かんたんな手品」を紹介してくれるのもうれしい。新聞紙2枚とはさみだけで作れる「まほうのヤシの木」は、本当に作るのが簡単で、息子と早速楽しむことができた。「チチンプイプイの〜プイ!」とみんなで唱え、ヤシの木を引き伸ばしていった息子は誇らしげだった。

  • 図書館でたまたまであった本。ハロウィンにぴったりのお話。ルイススロボドキンの絵が優しくて好きです。

  • 最初、何で『トリック・オア・トリート』て言わないで、『いたずらか、おかしか』てちゃんと訳してるのかな、て思ったけど、続き読んで分かった。
    確かに答えに『トリック』て言っても、わけ分かんないもんね。

  • 図書館本。長女は最近マンガにはまっていて、選ぶものの大半がマンガ、だったりする。でも、本好きとしては本の面白さからも離れていって欲しくない。それには、楽しいお話、読んで良かったと思えるお話とたくさん出逢わなければ。ということで、母も長女と同じ目線に立つところから、始めてます。

  • ストーリーも絵もとても好き。

  •  ハロウィン。
     訳がひっかかる。「いたずらか、おかしか」それで合ってるんだろうけど…。

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著者プロフィール

1903〜1975年、アメリカ生まれ。絵本『たくさんのお月さま』でコルデコット賞を受賞。『百まいのドレス』『王さまとかじや』などの絵本を出版すると共に作家としても活躍し、『りんごの木の下の宇宙船』などの童話も多数残している。

「2020年 『なりきりマイケルのきかんしゃりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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