私たちは塩を減らそう

著者 :
  • キノブックス
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本棚登録 : 130
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059162

作品紹介・あらすじ

舞台・映画・ドラマと各方面で注目作を次々と発表し、世を揺さぶり続ける奇才が放つ、傑作短篇集!書き下ろし、話題作『ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ』、幻の未収録作『悪い双子』など全8篇を収録!

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な話、楽しい話、こわい話、エッセイなどいろいろあって読みごたえがありました おもしろいのはほんとにおもしろかったけど、よくわからないのはよくわからなかった 劇作家さんならではの台詞の小気味よさみたいなのも感じられるところもあってよかったと思います 登場人物が、発する言葉とか、行動に自分自身で説明をつけて、折り合いをつけながらやってるのが、なんかはっとしました、自分のことを言い当てられている気がして

  • 結構独特の世界観だ。短編より最後のエベレストに行ったエッセイ?が好き。

  • 名作

  • タイトルや表紙デザインが好きで、期待しすぎた。

  • 前半の短編なんかは好きでしたね。ウンコ、ファナモ? なんかそんなタイトルのやつは別の作品にも収録されていて、読了済みなんですけれども、改めて読んでみるとこれが一番面白いかもしれないですね! また、読み返す機会がありそうです…。

    後半の短編はやや間延びしていましたかね。作者も、どうやって終わらそうか悩んだんじゃないでしょうか? 文面からそうした、作者の悩んでいる様子が窺えるようでした。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    最後のエッセイはかなり冗長でしたかね。もうちょっと締まりのよいエッセイを書いてもらいたいものです…でもまあ、著者、体調悪かったみたいだし、仕方がないか…海外旅行のエッセイです。さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 「私たちは塩を減らそう」「お米を宝石だと言う人」「エベレストの方へ」おもしろかった。あーやっぱりはやく舞台舞台。

  • 最後の登山エッセイのみ読めた

  • 「悪い双子」はちと文学を狙いすぎではないかと。「嫌な話」は実際ありそうで(というか多分、あるでしょう)実に「嫌な話」でした。

  • 短篇集、最後は紀行でした。

  • 最後にはエッセイも入っていたりで、わりと盛りだくさんな感じだった。シリアスなものやミステリーチックなものもあったりで、こんな前田司郎もあったのか、という気持ちです。初出時期が幅広く、あの「ファナモ」も再録されていたりで、ある意味ベスト盤なのではなかろうか。

    俺の文章は無駄を削ぎ落としていったらなくなってしまう、とあるけれど、それが前田司郎の味なんじゃないかなあと思うのです。シュールで感覚的で、目についたものや思い浮かんだことをそのままだらだらと書き連ねていく感じ。臨場感、というと違うけれど、ライブ感というか「生っぽさ」のようなものを個人的には感じます。やはりそれは劇団の方だからなのでしょうか。

    最近では演劇や小説だけでなくマルチに活動していらっしゃるわけですが、そんな前田さんが追求する新しい「味」とは。

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著者プロフィール

1977年生まれ。劇作家、演出家、俳優、小説家。和光大学人文学部文学科在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。2005年『愛でもない青春でもない旅立たない』(講談社)で小説家デビュー。同作が野間文芸新人賞候補となる。2006年、『恋愛の解体と北区の滅亡』(講談社)が野間文芸新人賞、三島由紀夫賞候補、2007年、『グレート生活アドベンチャー』(新潮社)が芥川賞候補に。2008年には、戯曲「生きてるものはいないのか」で岸田國士戯曲賞受賞。同年、『誰かが手を、握っているような気がしてならない』(講談社)で三島由紀夫賞候補。『夏の水の半魚人』(扶桑社)で第22回三島賞。その他の著書に、『逆に14歳』(新潮社)などがある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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