- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908059551
感想・レビュー・書評
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アンソロジーに「トレイン・ゲーム」が入っていたのが面白くて、そこから購入。
結末の不穏なお話が多くて、沢山詰まっていると、ちょっと満腹感も。
あと、ショート・ショートに付けるタイトルについて考えていた。
文量の多い作品に比べて、違ったりするのかな。
印象に残っているのは「取替時」かな。
それこそ、タイトルが何を表しているのか後半になるまで分からなくて、銀行というシチュエーションと何か関係があるのかなと考えていた。
感情が高まるとブレーカーが落ちるような、そんな仕組みを、人間は作れてしまうような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ショートショートのコンテストで大賞を受賞していた『瓶の博物館』(ウェブ上で読める)にとても惹かれたので著者のショートショート集を読んでみた。
アイディアと驚き勝負!のイメージが強いショートショートの世界だけど、
彼女の作品はそれだけではなく、静謐な世界観が表現されていたり、アイディア以上に文章の綺麗さを楽しめる。
収録されている全作品がハイレベルとは思わないけれど、ショートショートの新しい可能性を感じさせてくれる。 -
表題作のみ。
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ショートショートって難しい。24作品。よくこれだけお話を思いつくなとストーリーテラーに感心し、尊敬します。おもしろいけれど大体本筋は同じようなものが多かった。瓶の博物館もよかったけれど、表題作の抱卵がすばらしい。ダジャレっぽいものも嫌いじゃないです。