父のところに行ってきた

  • アストラハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908184505

作品紹介・あらすじ

【内容紹介】
父は、泣く。父は、彷徨う。父は、怯える。父は、眠らない。父に寄り添う暮らしは、思いがけないことばかりだった。「私」は思う。いったい父の何を知っていたというのだろう。

主人公の「私」は中学生の一人娘を事故で失い、かたくなな心を持て余している孤独な女性作家。高齢の母がソウルの病院に入院したため、故郷に一人暮らしとなった父の世話を兄弟たちに頼まれ、老いた父に向き合うことになる。「アボジ(お父さん)」と呼びかける父は一九三三年生まれ。植民地期、朝鮮戦争、南北分断、軍事独裁、民主化抗争といった朝鮮半島の激動の時代を生きてきた。
「苦難の時代を生きた」人、「もし、いい世の中にめぐりあっていたなら、もっといい人生を生きることができたであろう」人……。そんな「匿名の存在」に押し込めて過ごしてきた父に、あらためて寄り添い、「私」が分け入っていく父の記憶のひだ、父の人生の物語。
「極めて個別の父」を描きながら、読み手の胸を震わせ目頭を熱くする「普遍の父」とは。

感想・レビュー・書評

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  • 申京淑さん『父のところに行っていた』トークイベント(韓国通信) – K-BOOK振興会(2021年6月23日)
    https://k-book.org/publishing/20210623/

    신경숙 "글쓰기도, 요가도 오래한다고 계속 잘하는 건 아니었죠" | 연합뉴스
    https://www.yna.co.kr/view/AKR20221127026800005

    신경숙(Shin Kyung-Sook) - 예스24 작가파일
    https://www.yes24.com/24/AuthorFile/Author/274

    父のところに行ってきた | 株式会社アストラハウス(ASTRA HOUSE)出版社
    https://x.gd/wf1cW

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著者プロフィール

【著者】申 京淑(シン ギョンスク)
1963 年、全羅北道井⾢市⽣まれ、ソウル芸術⼤学⽂芸創作科卒。22 歳で⽂壇デビュー。詩的で独特な⽂体で⼈気を博し、韓国⽂学を牽引する作家となる。李箱⽂学賞、現代⽂学賞、万海⽂学賞、東仁⽂学賞など受賞多数。2008 年に発表された『⺟をお願い』(安 宇植 訳、集英社⽂庫)は、世界 41 カ国で出版され、252 万部の⼤ヒットとなった。2011 年、同書でマン・アジア⽂学賞受賞。そのほかの邦訳作品に『離れ部屋』(安 宇植 訳、集英社)、津島佑⼦との往復書簡集『⼭のある家 井⼾のある家』(きむ ふな訳、集英社)、『⽉に聞かせたい話』(村⼭俊夫 訳、CUON)、『オルガンのあった場所』(きむ ふな 訳、 CUON)などがある。

「2024年 『父のところに行ってきた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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