せんせいあのね 1年1組かしま教室 1 ひみつやで

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  • 西日本出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908443879

作品紹介・あらすじ

その昔 子どもだった大人たちへ

こども
いわはまえりこ
こどもはいつか
おとなになるでしょう
おとなはむかし
こどもだったんでしょう
みんな
そのときのきもちを
たいせつにしてもらいたいな
(本書より)

書き出しは「せんせい、あのね」。
子どもたちが話したいこと、疑問に思ったこと、日々のことを先生に伝えた学習ノート「あのね帳」から189作品を抜粋し、新書サイズにまとめました。


80年代から90年代に神戸市の小学校教諭・鹿島和夫先生が実践し、当時発行された『1年1組せんせいあのね』(理論社刊)で全国にひろまった「あのね教育」。
1年生の子どもたちが、毎朝「せんせいあのね」と書いた帳面を鹿島先生に手渡すと、先生は夕方までに全員に返事を書いて返すのです。 交換日記のようなやりとりを日々続けるうちに”ものを見る目”が変わり、自然とやさしい気持ちが育まれます。
1年の終わりには10,000を超える作品が仕上がり、その中から2,000余りを選んで冊子を制作し、子どもたちに配ります。


本書は鹿島先生が遺された膨大な資料を読み込み、編集して作りました。当時鹿島先生が書かれた未発表のエッセイも掲載しています。
毎日詩を書くことで、ものの見方を覚えていく子どもたちの様子は、大人たちの生き方をも変えていきます。
本書を読むと、その素直なことばに、涙し、笑いがはじけ、やさしさにつつまれます。


※掲載している鹿島先生のエッセイの一部は、「しあわせのおなら」(法蔵館刊)から転載しています。

感想・レビュー・書評

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  • 『一年一組せんせいあのね: 詩とカメラの学級ドキュメント』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/408654

    | 正平調 | 神戸新聞NEXT(2023/02/25)
    https://www.kobe-np.co.jp/column/seihei/202302/0016082080.shtml

    西日本出版社 せんせいあのね 1年1組かしま教室 1 ひみつやで
    http://www.jimotonohon.com/annai/a187_sensei_anone1.html

  • 夫が子どもの頃に書いた詩が載ってるので購入。

    めっちゃ笑った。この本は元の本と違い、先生の子どもたちに対するコメントも載っていた。

    夫から先生との裏話を聞いて、悪い意味で先生を見る目が変わり、しばらくこの本を開いていなかったが、子どもたちの詩は面白いので続きを読んだ。

    大人も子どもも思ったことを文章にするのは良いことだ。

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著者プロフィール

1935年大阪生まれ。
泉佐野市立第二小学校、和泉高校から神戸大学教育学部を卒業。
約40年神戸市で小学校教諭を勤め上げた。
子どもの素直な視点を表現できる教育を独自で模索、現在も小学校などで取り上げられることが多い「あのね教育」の創始者。
その独特の教育がマスコミにも取り上げられ、ドキュメンタリー「一年一組」が文化庁芸術作品賞優秀賞を受賞。
著書は『一年一組せんせいあのね』(理論社)など多数。北原白秋賞や読売教育最優秀賞も受賞している。

「2024年 『せんせいあのね 1年1組かしま教室 1 ひみつやで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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