- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908757181
感想・レビュー・書評
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男性恐怖症を克服するのに付き合う事になった上司。
付き合うは、もしや『お付き合い』の付き合う?!
じわ~っと距離を縮めていく様がすごいです。
これはかなり根気がいるような…。
とはいえ、本人が頑張っているので
微笑ましい感じがしてました。
本人のじわじわ前に進む感じと、合わせるように
でも確実に距離を縮める男がいい感じでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【ネタばれ感想注意】
広告代理店でデザイナーとして働く重度の男性恐怖症のヒロインと、会社の上司で社内でも「歩く草食系」と言われているヒーローとのオフィスラブストーリーです。
個人的にこの作家さんはヒストリカル系(?)ロマンス小説より、現代設定のお話が面白いと思います。
小学生の時に男の子達からからかわれた事がトラウマとなり、重度の男性恐怖症になってしまったヒロインですが、いつも優しく穏やかに接してくれるヒーローだけは比較的普通に話せる貴重な男性でもありました。
ヒロインは初対面の男性とは目も合わせられない重度の男性恐怖症という事ですが、恐らく人見知りの性格も根本にあるのだと思います。
自分に自信がないので何かと落ち込みやすいですが、すぐに気持ちを切り替えて真面目に仕事に取り組む頑張り屋な所は好感が持てました。
恋愛脳で仕事をしないヒロインではなく、きちんと広告代理店のデザイナーとして仕事をしていたので安心して読む事が出来ました。
ただ、ヒロインはヒーローの事を特別に好きだと自覚はしていましたが、ちょっと流されるようにHをしちゃう展開は残念でした。
あと、初めてのH(途中迄ですが)がオフィス内というのは引きました。
翌日以降、このヒロインが良く動揺しないで自分のデスクで仕事出来たな~と不思議です。(^_^;)
ヒロインが恋愛初心者で、更にかなり鈍感なので、策士ヒーローが振り回されるのは愉快でした(笑)。
結局、ヒーローの年齢が最後迄分からなかったので、読む上でヒロインとヒーローの年齢差が気になる身としてはモヤモヤが残りました。
ヒーローがヒロインを好きになった理由も、ドS男の都合の良い理由のように思えて釈然としませんでした。
その後、ヒロインを見直して更に好きになった、というようなフォローがあればまた違ったかもしれません。
あと、職場の人達が全員良い人過ぎ(笑)。