大人を本気にさせる子どもたち (社会とつながるリアル・プロジェクト学習)

  • さくら社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908983542

作品紹介・あらすじ

これぞ、本物の探究学習!
地域とのネットワーク構築から社会を巻き込む話題づくり、予想外の展開があったとしても確実に成果を生み出す本物のPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の手法を、古都・金沢で展開されたある授業の記録をもとに紹介します。
(あらすじ)
本書は、金沢大学附属小学校3・4年複式学級の「総合的な学習の時間」という授業における2年間の取組みと、それによって引き起こされた現象を記録したものです。
子どもたちは、授業の一環として、金沢市にも存在する「空き家問題」解決をテーマに定め、町家で新たな体験事業を提案します。活動をすすめるうち、彼らは地域ならではの伝統技法ながら埋もれている「金沢からかみ」に出合います。その存在を広めるためクラウドファンディングが行われ、販売するECサイトがつくられ、ついにはオリンピック関連推進事業室と協働し……金沢からかみを海外へと伝え、国際交流へきっかけをつくるに至ります。

感想・レビュー・書評

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  • 小学3.4年生での探究学習として、空き家を生かした企画やクラファンなどプロジェクトを通じて、自分や地域や社会と繋がり、周りの大人が本気になる様子が描かれている。子ども扱いしないで、最低限必要な根回しや調整、翻訳に徹する著者の姿勢がいい。自分たちでの気づきを大切に学んでいく子どもたちは、次第に様々な問いをもち、自信で探究プロセスをどんどん駆動させていく。

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著者プロフィール

金沢大学附属小学校教諭
石川県金沢市出身。星稜高等学校卒業、金沢大学教育学部人間環境過程情報教育コース卒業、金沢大学大学院教育学研究科教育実践高度化専攻修了。石川県公立小学校教諭を経て、2017年より現職。「社会とつながるリアルな学び」の実現に向け、子どもが本気で取り組む授業を目指している。JAPET&CEC主催ICT夢コンテスト2016において文部科学大臣賞(学校)を受賞。NHK for School「もやモ屋」、「ツクランカー」番組編成委員など。

「2021年 『大人を本気にさせる子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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