欧文書体のつくり方 美しいカーブと心地よい字並びのために(3,000円+税、Book&Design)

著者 :
  • ブックアンドデザイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909718044

作品紹介・あらすじ

欧文書体デザインの第一人者、小林章氏が、欧文書体をデザインする際に覚えておきたいポイントについて解説した本。

大文字、小文字、数字のほか、サンセリフ体やスクリプト体など異なるスタイル、美しく読みやすい書体にするための錯視の補正やカーブの調整について、欧文フォントやロゴタイプをつくるときに必要な知識が詰まった決定版です。美しい文字をつくるときに必要な考え方を大きな図版とわかりやすい文章で説明しています。

プロの書体デザイナーのテクニックが学べる本書は、「自分でフォントやロゴタイプをつくりたい」「欧文書体について学びたい」と思っている方々に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

[目次]
巻頭解説:錯視を知る
1.欧文書体のつくり方[大文字、小文字、イタリック、数字、記号、スペーシング]
2.欧文書体のスタイル[サンセリフ、セリフ、スクリプト]
3. 書体デザインの裏ワザ[視覚調整、カーブ、イタリック、コンデンス]
4. 欧文ロゴのポイント[字形のアレンジ、大文字小文字、スペーシング、行の揃え方]
5. 書体デザインの実例[著者制作の書体の解説]、巻末解説、制作書体一覧、参考文献

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  • どう見えるように工夫するか。

    メモ
    ・ローマン体はイタリック体の反義語としても用いられる。セリフ体は先端に爪状または線状のセリフがついた書体。
    ・スペーシング、文字間のアキも文字同士より文字と記号のほうが広くなる。
    ・アスタリスクは生年月日、タガーは没年月日に使われる
    ・カーニングは特定の文字の組み合わせだけを調整する作業
    ・人の錯視を踏まえて書体を調整する
    ・視覚調整の裏技
     ・横線は縦線より細くする
     ・線の交差はわざとずらす
     ・上下では下の方を大きく作る
     ・交わる部分は軽く
     ・曲がって見えるならいっそ曲線に
     ・円弧よりも少し四隅を張る
     ・つなぎ目をなめらかにする
     ・揃って見せるために飛び出させる
    ・欧文ロゴのポイント
     ・リズム感ができているか。
       和文の一文字一マスである必要はない。
     ・黒みが平均化されているか
     ・

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著者プロフィール

ドイツ・モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で欧文書体開発を手がけたほか、日本語書体「たづがね角ゴシック」のディレクションを担当。欧米、アジアを中心に講演やワークショップを行い、世界的なコンテストの審査員も務めている。著書に『欧文書体』『欧文書体2 』『フォントのふしぎ』(美術出版社)、『まちモジ』(グラフィック社)、共著に『英文サインのデザイン』(BNN新社)がある。

「2020年 『欧文書体のつくり方 美しいカーブと心地よい字並びのために(3,000円+税、Book&Design)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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