先代旧事本紀論: 史書・神道書の成立と受容

  • 花鳥社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909832092

作品紹介・あらすじ

偽書には偽書の価値がある。
九世紀初頭に編纂された歴史書・神道書でありながら、不審箇所が多く、近世以降は偽書として低く見られたきた『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』。
記・紀神話享受史の研究において近年脚光を浴びる書をここに再評価。
日本文学・日本史学・神道学・日本語学の四領域から迫る!

『先代旧事本紀』研究のための基本文献リスト収載。

感想・レビュー・書評

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  • 十の論文と五のコラムからなる論集。
    平成の三十年間、先代旧事本紀は国文学界において、おもに記・紀神話の享受の分野で注目された。本書はその到達点を示すとともに、上代文学者だけでなく文献史学者、神道学者も執筆者にくわえ、先代旧事本紀研究の今後の課題をあきらかにしようという堅実かつ野心的な本。
    昭和の旧事本紀研究が低調だったことを思うと、アプローチの変化でここまで掘り下げられてきたのかと驚く。

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著者プロフィール

1963年7月生まれ
早稲田大学第一文学部 日本文学専修卒業
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 日本文学専攻退学
専攻 日本上代文学・博士(文学)
現職 早稲田大学教授
著書 『古事記神話論』(新典社 2003)、『出雲国風土記注釈』(新典社 2007)、『神話で読みとく古代日本 古事記・日本書紀・風土記』(筑摩書房 2016)

「2022年 『先代旧事本紀注釈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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