名前のないことば辞典 (YUEISHA DICTIONARY)

著者 :
  • 遊泳舎
3.63
  • (4)
  • (9)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 287
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909842060

作品紹介・あらすじ

知っているのに引きたくなる、新感覚の絵辞典。
「わくわく」「もじもじ」「だらだら」など、日常で何気なく使っている感覚的で曖昧な言葉約300 語を収録。
いぬ、ねこ、ぶた、くま、はりねずみなどの動物たちが、ストーリー仕立てでコミカルに紹介します。
古事記や万葉集の時代からある「言葉じゃない言葉」の奥深さを、楽しく学べる一冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • オノマトペの絵辞典。小学生から楽しめそう。
    可愛い動物の絵で、時に絵本・マンガ・レポート・レシピ・手紙・アルバム・日記・履歴書風に紹介されているのが面白い。
    子どもの学校の読書発表会で、司書の先生が紹介してくださった。貸出期限が迫りパラパラ読み。

    面白いなと思ったのは、
    ①一つのオノマトペで別の意味があること
     例:ごろごろ/お腹が〜。石が〜転がる。猫が〜。雷が〜。目が〜痛い。〜寝そべる。
    ②一つの場所に、たくさんのオノマトペが溢れていること(部屋・遊園地・公園・町内会・病院で)
     例:病院の待合室で(患者さんの症状)
       げほげほ、いがいが、がんがん、ひりひり、ずきずき、ぶるぶる、ぞくぞく、ふらふら、げーげーなど

    私たちは日常何気なく口にしているのだろうけれど、言葉も意味もたくさんあるんだなぁ。
    外国人が日本語のオノマトペを学習する時、体で表現しながら覚えると聞いたけれど、難しい言葉だろうなぁ^^;

    • なおなおさん
      お疲れ様です!今日も繋がらないですよね…
      困っているのが、今借りている本の貸出延長の可否について。
      それによって読む順を決めているので…(T...
      お疲れ様です!今日も繋がらないですよね…
      困っているのが、今借りている本の貸出延長の可否について。
      それによって読む順を決めているので…(T_T)
      2024/01/16
    • おびのりさん
      電話で聞けると思います。
      私は、配送済みメールが来ていないのに来ていた本があって、現状どういう設定になっているか電話で確認してもらいました。...
      電話で聞けると思います。
      私は、配送済みメールが来ていないのに来ていた本があって、現状どういう設定になっているか電話で確認してもらいました。
      予約もできますとは言われたけど、今日はできると思ったんですよね。
      2024/01/16
    • なおなおさん
      電話は繋がるのですね^^;
      電話は繋がるのですね^^;
      2024/01/16
  • 出口かずみ(@deguchikohachi) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/deguchikohachi/

    出口かずみ画集 小八 | 猫本専門書店 書肆 吾輩堂 | オンラインショップ
    https://wagahaido.com/shopping/archives/20337

    名前のないことば辞典 | 遊泳舎
    http://yueisha.net/books/9784909842060/

  • オノマトペの絵辞典。
    「恋するいぬの章」「食いしんぼうなぶたの章」など、7つの章にわかれて色々な「なまえのない言葉」の意味と例文をゆるゆるなどうぶつイラストつきで紹介。

    巻末にオノマトペを多用したお手紙、短いおはなし、日記などがついている。

  • 同じ語や音が2つつながった言葉を集める。
    7種類の動物たちが代表するテーマで分けられている。物語としても読める優れもの。

    ・恋するいぬの章
    キュンキュンするあの子とお付き合いしたい!一途ないぬ君のドキドキの毎日。

    ・食いしん坊なぶたの章
    ガリガリのぶた君なんてぶた君じゃない。いつもツヤツヤ・ニコニコの笑顔を私に見せて!

    ・仕事に生きるあひるの章
    バリバリ働いてバシバシ友だちの肩を叩く。そうそれはあひる姉さん。

    ・悩みがちなくまの章
    オロオロするのは相手のことを考えているから。パタパタ走り回る双子の子グマはパパが大好き!

    ・喫茶店のかめの章
    マスターがガリガリひいて入れてくれるコーヒーは絶品。アツアツのコーヒーとまったりタイム。

    ・能天気なねこの章
    ちゃうちゃう、能天気ちゃう。君のはデリカシーが欠如しとるねん。いつもパヤパヤ幸せそうやなあ。

    ・忙しいハリネズミの章
    パタパタママは子育てに家事にてんてこ舞い。トゲトゲの日もあったけど、入学式が終わったらちょっと一息できるかな?

    ☆動物たちの毎日が見事につながり言葉で表現されていた。そして、愛おしい!そばに置いておきたい1冊。
    ☆子グマちゃんの作ったオノマトペ、“のふのふ”がかわいい…。お母さん、愛されてるなあ。
    ←5才の女の子が協力したページでした!

  • たいっへんかわいらしい!
    名前のない言葉とは、作者曰く同じ語がふたつつながった、「ふたごことば(造語)」だそう。
    だから、オノマトペを中心にしつつ、「ぼんぼん」は火が燃える様子だけでなく、おぼっちゃんという意味の名詞としても紹介される。
    辞書とは違う、品詞にこだわらず楽しむ本として。
    例文も楽しい。

  • 知っているのに引きたくなる、新感覚の「絵辞典」です。
    「わくわく」「もじもじ」「だらだら」など、日常で何気なく使っている感覚的で曖昧な言葉約300 語を収録。いぬ、ねこ、ぶた、くま、はりねずみなどの動物たちが、ストーリー仕立てでコミカルにことばを紹介します。古事記や万葉集の時代からある「言葉じゃない言葉」の奥深さを、楽しく学べる一冊です。

  • 図書館で「ジャケ借り」してみて、大成功!
    ゆるくてかわいくてひとクセある動物たちの、ストーリー仕立ての絵辞典。
    和やかなだけではない、それぞれの関係性にもにやり。
    ねこ、良い性格してる(笑)

  • 頭を使わずペラペラめくりながら楽しめる一冊。オノマトペが可愛いイラストと一緒に紹介されているので日本語を勉強している外国人とかにあげたら良いプレゼントになりそうな。

  • いつも何気なく使っているふたごことば、こうしてみるといっぱいあることにびっくり。
    『変化する』『音みたいなことばの不思議』『ふたごことばが持つもの』という解説文には、なるほど、なるほどと納得。
    昔は確かに聞こえてきていたのにいつの間にか何処か消えてしまった音、わかるわかる。
    音はないのに音が聞こえてきそうなことば、そういえばそうだ。
    ふたごことばって何となく語彙不足の人が使いそうだけどいやいや、様子をよくあらわしていることばだ。
    全て納得、面白かった。

  • 同じ語が2つ繋がった(わくわく、とか)オノマトペ・感嘆詞を紹介した、イラスト豊富な楽しい辞典。単語に添えられた可愛いイラストと例文を見て、思わずくすっとした。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1980年佐賀県生まれ。作品に『ABC かるた ちいさいおじいさんのくらし』『どうぶつせけんばなし』『画集 小八』(以上えほんやるすばんばんするかいしゃ)『うろおぼえ一家のおかいもの』(2022年 The White Ravens選定)『うろおぼえ一家のパーティー』など、絵の仕事に「ポテトむらのコロッケまつり」(文・竹下文子/教育画劇)『たくはいび――ん』(作・林木林/小峰書店)などがある。

「2023年 『出口かずみ画集 小八』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口かずみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×