- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909957252
作品紹介・あらすじ
この1冊で、
死ぬまで「お金の不安」と
無縁でいられる。
公認会計士・林總氏が経営のマクロな視点を家計に落とし込んだ、シンプルで使える家計管理法・長期プラン編です。
シリーズ前著『新版 正しい家計管理』(すみれ書房)では、1カ月、1年間という短期の家計を整えることを指南しました。それはすべて、この「老後のお金」=「長期プラン」の準備のための作業だったといっても過言ではありません。
著者の林總先生は、家計管理の真の目的は、「家族と自分が、今も未来も幸せになること」という考え方を貫いています。息を引き取る寸前まで、「幸せだった」と思えること。そのための管理であって、「節約や貯金」が目的になってはいけないのです。
当たり前の話ですが、緊迫したマネープレッシャーにさらされていたり、どんぶり勘定
でいつも霧の中にいるような状態だったりでは「幸せ」とは言えません。お金の悩みからの解放が、「長期プラン」を立てることなのです。
●現在から90歳までの収支を、一度ざっくり見通すだけ
具体的には、まず、ざっくりと巻頭の図表「長期プラン表」の【下書き用】に、90歳までの収支予測を書き入れます。そのあと、1冊ノートを作って、さまざまなことを記していきます。老後の幸せな生活のイメージを具体的にし、人生の三大支出(1.住居費 2.教育費 3.老後の資金)について、自分の真の価値観を見つめ、優先順位をつけるための作業です。本書に沿って作業していくと、最後に自分と家族の価値観をじゅうぶんに反映した「長期プラン」をつくりあげることができます。
本当にざっくり、大まかでいいのですが、たった一度でも「死ぬまでの収支を出してみる」ことで、かなりいろいろなことが見えてきます。
たとえば、教育費ひとつとっても、勉強に価値を置き、高い塾代を払って中学受験させる家庭、毎年海外旅行に出かけて世界のほんものを見せることを「真の教育」と考える家庭、習い事はさせないが、そのぶん、書籍代に毎月数万円つかう家庭。限られたお金を価値ある支出につなげてこそ、「幸せ」なのですが、そのためには、絶対に長期的視点が欠かせません。
●最新データを掲載した「新版」
本書は2015年にWAVE出版から刊行された『老後のお金』の増補改訂版です。7年間の市況変化や制度の変化を鑑み、データを最新化しています。
●「7年後」の体験記&新規体験
巻末の体験記では、ライター&編集者の7年後の家計管理をレポート。当時、それぞれ40代と30代だったふたりが、その後「90歳までの収支プラン」を、どのように見直す必要が出てきたのか。リアルな7年後のレポートは、参考にしていただけると思います。さらに、新たにお子さんがまだ小さいダブルインカム家庭の方にも「正しい家計管理」を体験いただきました!
イラスト:西淑
装丁:櫻井久・中川あゆみ(櫻井事務所)
感想・レビュー・書評
-
老後のお金の思考を「こんなにかかる」ではなく「これだけかける」に変える本。
老後をどのように生きるかを考える視点から逆算してのお金管理、今後取り入れたい。
今家計管理の本に取り組んでいるので、その仕組みづくりが終わってから、次に取り組みたい本。
住宅、教育、保険など、それぞれのライフスタイルに不要なものもあるはずなので、必要なところだけ読んでいい本です。
「正しい家計管理」ど同様、各章の最後に、取り組むことチェックリストがついているので、アクションに起こしやすいこともおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
* 読了日20231104
* 入手日20231015
* 明屋書店小郡店で購入した。 -
T図書館
20220516 正しい家計管理 読了
この本は2014年出版の新刊
「正しい家計管理」と内容は似ているので、読むのはどちらかでいいと思う
住宅について、本書では購入を勧めていた
万が一守ってくれるし資産になるから
地方では固定資産は安いし楽ではある
しかし最近強盗が増えているのが懸念される
将来1人暮らしになったらだいぶ怖い
知り合い情報だが、セキュリティが付いていると、ここの家はセキュリティを付けられるくらいお金があると考えるらしい -
実家暮らしの大学生にはどこか他人事のように感じた。反面、これまで得られなかった学びも多かった。