こうして僕らは獣医になる (LINE文庫)

著者 : 蒼空チョコ

• LINE (2020年2月5日発売)

感想・レビュー・書評

[mui-muiさんの感想 · 2020年5月12日]

ジャンルとしてはお仕事小説のような感じ。獣医の卵なので、お仕事ではないですが。
獣医という仕事、そして命に対して真摯に向き合おうとする主人公たちの姿勢は気持ちがいいです。獣医という仕事の幅やなるための第一歩について記されているので、獣医を志す人には参考になるかも。
あとあらすじにも書かれていますが、物語の途中で主人公の預かる猫が亡くなります。猫が亡くなる場面は、いろいろ思い出してしまってつらい。でもちゃんと向きあって受け止めているので、嘘がないと感じました。

[読生さんの感想 · 2021年7月5日]

獣医学部日記。
小説というより、獣医学部一年生の日常をキャラクターを使って解説しました！みたいな本ですね。
ストーリーも完全に獣医学部で学ぶこと中心、その中で巻き起こる人間トラブル！とか、恋愛模様！とか、そういうものは特にない。
学び合う仲間の友情はあるよ！
表紙以外に挿絵もないので、ライトノベルを期待して読んだ人は疲れちゃうかもしれない。
でも獣医学部の様子を知るには、職業案内本よりはハードルが低く読める本と言えるかもしれない。

[ハリィさんの感想 · 2020年5月16日]

ウィルスの話が出て来たとき、コロナと重なってしまいました。犬、ネコだけが獣医の仕事じゃないことも、そして獣医になるのは本当に大変なこともよく分かりました。

著者プロフィール

平成生まれ。国公立大学の獣医学科で獣医学を学ぶ。趣味が高じて小説の執筆を始め、2012年に執筆した「獣医さんのお仕事 in 異世界」にて出版デビューに至る。

「2020年 『獣医さんのお仕事in異世界5』 で使われていた紹介文から引用しています。」