オルレ: 道をつなぐ (はじまりの人)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910214115

作品紹介・あらすじ

その道は、韓国・済州から九州、東北へ繋がり、
さらに海を越えていく――。

民主化運動から「済州オルレ」まで
ソ・ミョンスクの激動の人生!

家々の庭先から村の通りへとのびる小道、それを済州島では「オルレ」と呼ぶ。
暮らしとともにあるその道は、私的空間と公的空間を結ぶ道でもあった。
2007年、歩くことに魅せられたひとりの女が
トレッキングコースに「済州オルレ」という名をつけた。

オルレのひとつずつは細く短くもあったが、
それらが少しずつつながることによって
誕生から5年で、島を一周できるまでになった。
女ひとりではじめたつもりだったが、
いつしか家族を巻き込み、
気づくと済州海洋警察や西帰浦市庁を動かしていた。
アショカ財団が選定する、社会に変革をもたらす
〈世界有数の社会起業家〉である
アショカ・フェローにも、韓国ではじめて選ばれた。
オルレはやがて海を越えて日本へとわたり、
2012年には九州オルレ、2018年には宮城オルレが誕生した。
その地ならではの風土、海山の姿、人の温もりとともに歩くオルレに、
今日も多くの人が集い、汗を流し、風に吹かれている。

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〈はじまりの人〉は新しい発想と実行力で
私たちの人生をより豊かにしてくれた人々を紹介する、
クオンのノンフィクション・シリーズです。
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著者プロフィール

1957年、済州生まれ。
高麗大学教育学科在学中、緊急措置九号違反の嫌疑で連行され、拘禁・監獄生活を送る。
出所後、奇岩ウェドルゲ近くの「嵐が丘」と名づけた岩場によく座って、心を慰めた。その経験は、のちに済州オルレをつくるきっかけとなった。
収監歴のため正社員としては雇用されず、フリーライターとして働く。その後、1983年に記者生活をスタート。時事週刊誌『時事ジャーナル』やインターネット新聞『オーマイニュース』の編集長などを歴任し、二三年間、メディア業界に身を置く。
2007年、済州オルレをつくる。現在、社団法人済州オルレ理事長を務める。済州オルレの成功神話は、韓国のみならず世界中の注目を集め、社会起業家の最高の栄誉とされるアショカ・フェローに韓国ではじめて選ばれた。
著書に、済州オルレの夢と情熱をつづった『제주 올레 여행』、オルレスピリッツをまとめた『꼬닥꼬닥 걸어가는 이 길처럼』、世界の食を盛り込んだエッセイ『식탐』、8年にわたって済州の海女を取材した『숨, 나와 마주 서는 순간』などがある。

「2020年 『オルレ 道をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姜信子の作品

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