多木陽介(たき・ようすけ):
批評家、アーティスト。1988年に渡伊、現在、ローマ在住。
演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究(「優しき生の耕人たち」)を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーション及びデザイン、また講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた、人間の活動の哲学を探究。
著書に『アキッレ・カスティリオーニ――自由の探求としてのデザイン』アクシス、2007年、『(不)可視の監獄――サミュエル・ベケットの芸術と歴史』水声社、2016年。訳書に、マルコ・ベルポリーティ『カルヴィーノの眼』青土社、1999年、プリーモ・レーヴィ『プリーモ・レーヴィは語る』青土社、2002年、ウンベルト・ガリンベルティ『七つの大罪と新しい悪徳』青土社、2004年、『石造りのように柔軟な――北イタリア山村地帯の建築技術と生活の戦略』編訳、鹿島出版会、2015年。
「2021年 『バーナード・ルドフスキー』 で使われていた紹介文から引用しています。」