目のまえのつづき

著者 :
  • 青幻舎
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本棚登録 : 66
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916094278

感想・レビュー・書評

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  • 生きる、その断片が生々しく伝わってきて、そのあまりの鮮烈さとエネルギーに圧倒される作品。
    一回目は圧倒されすぎて負けて居心地の悪い気持ちが残った。
    なのにまた見たくて開いてしまう。期間を経て何度も見たくなる。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=4916094271

  • はじめてこの写真集を手にした時、
    覚悟と冷静さに衝撃を受けた。

    センセーショナルな写真で目を引く写真集と思わせながら
    考え抜かれた構成で展開されていて
    写真家の姿勢と写真のクオリティと写真集としての出来が
    高いレベルで完成されていると感じた一冊。

    かなり影響を受けた重要な写真集。

  • まずこの表紙、ベットカバーに滲みこんだ写真家の父親の血液である。
    父は鋭利な刃物で自分を滅多刺しにし、自殺を図った(未遂)らしい。

    一切の説明書きもなくこの写真集の目の前の出来事は続いていく。
    死よりも生に対する生々しい荒さが、生き残った父の開かれた目が、胸に痛く焼きつき、女のヌードや美しい風景や腹の上の精液よりも、くっきりとした情景を印象付け不安な気持ちにさせる。

    小池昌代の本紹介で気になったのだが、小池の説明がなければこの、生の断片だけ見せ付けられるといった行為が傲慢にも思え、不快になるところだった。

  • 実写版サリーちゃんのパパことアラーキーa.k.a.荒木経惟をして、「壮絶なり」と言わしめた大橋仁の写真集。アラーキーの言葉通りの内容です。目の前で起きたすべてにただシャッターを切る。たとえそれがどんな風景でも。衝撃でしたよ。カメラマンという生き方。

  • 楽しみ、悲しみ、嬉しみ、が広がっているはず。

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著者プロフィール

1972年 神奈川県生まれ。
1992年 第8回キヤノン写真新世紀/荒木経惟選・優秀賞受賞
1999年 写真集『目のまえのつづき』(青幻舎)
2005年 写真集『いま』(青幻舎)
2012年 写真集『そこにすわろうとおもう』(赤々舎)

「2023年 『はじめて あった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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