- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784924684881
作品紹介・あらすじ
版画家のほてさんが、のはらむらに住みこんで10年。
のはらの詩人たちは、毎日のようにほてさんのアトリエでモデルになって絵を描いてもらいます。
ほてさんはせっせと版画の絵を描いてカレンダーに作ります。
カレンダーにはくどうさんの書き下ろし「のはらうた」の新作が一編入ります。
第1巻が出てから5年。「うさぎふたご」の「おしらせ」をはじめ、
「とかげりょういち」「かたつむりでんきち」「ありんこたくじ」など45枚。
感想・レビュー・書評
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「かたつむりでんきちくん」「たんぽぽはるかさん」「かまきりりゅうじくん」etc. 野原の昆虫や、小動物、花、雲、風たちが、それはそれは素敵な詩を作りました。そんな彼らと版画が一緒になった宝箱のような一冊。あまりにも版画の絵と文が気に入ったのでシリーズで集めました。声に出して読んで観みると不機嫌だった子供に効果てき面でした(笑)大人も楽しめる素敵な版画詩集です!
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工藤直子さんの愛溢れる詩集。
役場からのおしらせで広場に集まるようにと言われたのはらむらのみんな。集まる時間が「ひるねのあと」!可愛いすぎる。
広場に行くとそこには新しい『版画のはらうた』があった。みんなパチパチ拍手で喜ぶ。さて、今回はどんな詩に出会えるかな。
1番好きな詩はにじひめこさんの「おいわい」。どんな嬉しい事があったのかな。可愛い虹が見られて私もとても嬉しいな。 -
「のはら村のみんなは、だれもが詩人です。へびいちのすけくんも、こぶたはなこさんも、こねずみしゅんくんも。さびしがりやのみのむしせつこさんも、ちょっぴりいばりんぼうのかまきりりゅうじくんも、みんな詩を作ります。
のはら村では、川も、池も、雲も、木もうたいます。
どの詩を読んでも、(あ、わたしににている)(ふふ、だれかさんみたい)と、そんな風に思えて、友だちになれそうな気がしてきます。
やさしいきもちになれる詩、ゆうきがわいてくる詩、なんだかたのしくなってくる詩、気に入った詩があったら、声に出して読んでみましょう。もう、あなたものはら村の仲間です。」
(『どの本よもうかな 3・4年生』国土社 の紹介より) -
2019/02/06読了
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(2012-05-13)
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のはらうたの版画版。
集中して読むよりも、心が行き詰ったときなど、ふとした瞬間に手にとって眺めるのがオススメ。
野原に生きる者たちが、自らを取り巻く環境について率直に述べているので素直に感動できる。
自由自在に視点を変えて、言葉に変えることができるくどうなおこさんの表現力にいつも驚かされます。 -
あったかくてしあわせなきもちになれるのです。
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くどう なおこ(作), ほてはま たかし(絵)