ローズ・ブランチュ (世界・平和の絵本シリーズ 2)

  • 平和のアトリエ
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784938365066

感想・レビュー・書評

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  • 私の名はローズ・ブランチュ,ドイツの小さな町にお母さんと住んでいます。冬が始まる頃、大勢の兵隊さんを乗せたトラックが次々と通り過ぎるのを眺めていると、一人の男の子が走って逃げだしたところを、ナチ党の腕章をつけた市長さんが、男のえり首を捕まえて兵隊さんに引き渡すのを見ました。私は男の子が何処へ連れていかれたのか知りたくて、町の境界をすぎ、野原や森の方へ追いかけました。突然目の前に、電気の流れる鉄条網に囲まれた建物の前でお腹を空かせた子供たちが立ちすくむ姿が現れたのでした。ローズの献身と悲しい結末の物語です。

  • 図書館で借りました。

     絵本。小学校中学年向き。戦争物。
     ローズ・ブランチュというドイツ人少女はある日、森の中の施設に閉じこめられている子供達を見つける。痩せてしまっている彼らのために、彼女は家から食べ物を運ぶ。
     やがて戦争は激化。
     彼女の街に、負けた兵隊たちが帰ってくる。占領軍が入ってくる。
     その日も彼女は森に行き、そして壊された施設を見て立ちつくす。
     そして森の中には兵士が居て。
     そのまま彼女は帰ってこない。

     良いことをしていたはずなのに、この子は森で敵兵と間違われて殺されてしまった。
     お母さんは娘を待ち続ける。
     なんか薄ら寒い話。
     ところで、無夜は中学年になった頃には絵本なんてもう読まなかったんですが……。
     作品の意図が微妙ですね。

     絵は兵隊がいっぱいです。かなり細かい。写実的。

  • 中学校の図書館で見つけた絵本。第二次世界大戦下での出来事。
    ある日,少女は縞模様のパジャマを着た子どもたちを柵のむこうで見かける。みんなガリガリにやせている・・・
    町に帰ると,市長さんや兵隊さんはでっぷり・・・
    少女は自分の食べ物をこっそりパジャマの子どもたちの元へ運ぶようになる・・・
    そして終戦の声が聞こえてきた時,少女は家に戻ってこなかった・・
    「縞模様のパジャマの少年」を思い出した絵本でした。

  • 小学生の時の愛読書

    ナチスのお話

    切ない

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