バージンラブ

• 河出興産 (1989年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[深川夏眠さんの感想 · 2012年5月22日]

国内外の小説、全13編。
「少女」「純愛」をキーワードに編まれたアンソロジーだが、
錚々たる顔ぶれにしては、全体として薄味な印象。

　日野啓三「星の流れが聞こえるとき」
　田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」
　ブラッドベリ「みずうみ」
　堀辰雄「麦藁帽子」
　吉屋信子「竜胆の花」
　ワイルド「ナイチンゲールとばらの花」
　斎藤一郎「螢の海」
　久生十蘭「女の手」
　大庭みな子「帽子」
　赤江瀑「悪戯みち」
　連城三紀彦「紅き唇」
　三島由紀夫「朝の純愛」
　モーパッサン「墓場の女」