生きる思想

著者 : イバン・イリイチ 桜井直文

• 藤原書店 (1991年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

『脱学校の社会』『脱病院化社会』『シャドウ・ワーク』等で現代社会を根底から問うてきた、今世紀最高の思想家イリイチが、人間が生きる究極に迫る最新の成果。

感想・レビュー・書評

[すうさんの感想 · 2017年1月8日]

記念すべき2017年初読了の本。
いい本を読んだという確かな読後感を感じた。
「自ら行う」のではなく、「依存欲求」が法制化されていくことで、ますます奴隷化していくことに全く無自覚であることの怖ろしさ。
経済一辺倒で、その経済も低成長の時代に入った現代のような日本だからこそ、多くの人に読まれなければならない著作であろう。