キレやすい子へのアンガーマネージメント: 段階を追った個別指導のためのワークとタイプ別事例集
- ほんの森出版 (2010年7月28日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938874742
作品紹介・あらすじ
アンガーマネージメント・プログラムは、キレてしまう子が、きっかけや背景、本当の願いに気づき、自己受容しながら新しい行動パターンを学んでいくための有効な手立てです。この視点は日常の子どもたちへのかかわりにも役立ちます。
第1章 アンガーマネージメントの理論と歴史
第2章 アンガーマネージメントの面接技法
第3章 タイプ別の事例に見る個別アンガーマネージメント
感想・レビュー・書評
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アンガーマネジメントとは、「さまざまな感情が入り乱れ、混沌とした状態」から生じる興奮しやすさや衝動的行動、誤った認知を改善するために、、「(1)混沌とした心の状態を整理し、自分の欲求を理解できるようにする」「(2)向社会的判断力をつける」「(3)欲求を社会に受け入れられる形で表現するためのソーシャルスキルを学ぶ」プログラムのこと(本書p.16より)。
第2章では、アンガーマネジメントの「気づき」「知的理解」「感情的な受容」「新しい行動パターンの習得」「新しい行動パターンの定着」それぞれの段階での面接技法の解説と演習課題が取り上げられ、第3章では「いじめを繰り返す子」「家庭内暴力を繰り返す不登校の中学生」などの事例をもとにアンガーマネジメントの実際の流れが紹介されています。
演習課題は傾聴や明確化、リフレーミングなどのカウンセリング技法などの復習にもなり、また解説も詳しく書かれていますが、あとがき(p.125)にも書かれているように、初めて実践する場合は、本書での学習だけではなく、研修会への参加やスーパーバイズを受けることが必要かなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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