おばけがこわいことこちゃん

著者 : 田中清代

• ビリケン出版 (2000年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[emerさんの感想 · 2011年9月10日]

幼稚園年長～小学校低学年の女の子の読みきかせに向いています。
あまりにも字がぎっしり詰まっているので
「最後まで聞いてくれるだろうか」と怯みますが大丈夫。
迫力ある絵で子どもたちを引きつけ、飽きさせません。
読みきかせに七色の声は不要どころか邪魔、という指南もありますが、
この絵本では、おばけがうめくところで少し怖い声を使うと、
最後のほっとする場面が引きたち、子どもたちの満足度が高いです。

[So’s momさんの感想 · 2024年1月7日]

５歳には長めかなと思ったけど（小学校低学年？）内容はすごく面白かったようで何回もリクエストされた。お化けが怖い子に。

[asami-toさんの感想 · 2019年7月18日]

話はなかなかです。おもしろい。
絵本として、もう少し読みやすくならないかなあ・・・
1ページの字数が多いので読み聞かせには使いにくいしね。

[海(ｶｲ)さんの感想 · 2019年2月12日]

田中清代さん、追っかけで。ふたつの怖くないお化けと“ドロン”のお陰で、ちょっと強くなったね。田中清代さんの絵、好きだな。

[Pooh&Peaさんの感想 · 2005年4月22日]

Diary:2004/07/22
田中さんはこどもをモノを知らない・考えないひとという風には思わないと言い切る。柔らかなこころで受け止めた感性の産物。おみごと。

著者プロフィール

田中清代　神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。油絵と銅版画を学ぶ。同大学で絵本研究会に所属、絵本の制作を始める。1995年、ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞受賞。翌96年同展で入選。1997年、『みずたまのチワワ』（井上荒野・文、「こどものとも年中向き」1997年8月号）で作家としてデビュー。絵本に『トマトさん』『みつこととかげ』（以上福音館書店）、『おきにいり』（ひさかたチャイルド）、『おばけがこわい ことこちゃん』（ビリケン出版）などがある。かがくのとも絵本は『みつけたよ さわったよ にわのむし』についで2作目。静岡県在住。

「2016年 『うおいちば』 で使われていた紹介文から引用しています。」