デイトレード大学―トレーディングで生活する!基礎からプロのテクニック (パンローリング相場読本シリーズ) (パンローリング相場読本シリーズ 16)

  • パンローリング
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939103629

感想・レビュー・書評

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  • 2002年に刊行された本で、多少現在の相場環境と合わないところはありますが、内容的には古びていません。
    副題に「トレーディングで生活する!基礎からプロのテクニック」とあるように、トレーディングを志す人が心得ておかなければならない基礎知識から売買の具体的な手法までわかりやすく解説されています。特に、冒頭で紹介されている「大数の法則」と「控除率」の問題は、トレーダーとしてまず考えなければならない大切なことですが、案外、見落とされているように思います。
    引用
    『バクチには、「大数の法則」という避けては通れない法則がある。バクチは、控除率があるため、やればやるほど負けていき、最後にはスッカラカンになってしまう。投資における控除率とは、利益にかかってくる税金、そして手数料である。』
    引用終わり

    トレードで成功するためには、この控除率をいかに小さく抑えるかがポイントになります。税金の場合は会社を設立したり個人事業主の届けを出すことで随分と低く抑えられます。手数料(スプレッドも含めて)については取引会社の選択が鍵になってくると思います。
    それでも、控除率を0にすることはできません。トレーダーは、最初から不利な条件でマーケットで戦わなければならないのです。そこで、重要になってくるのが優位性のあるトレード・ルールです。これなくしてはマーケットで勝ち残っていくことはできません。
    多くのトレーダーが、この優位性のあるトレード・ルールを持たないままにマーケットに参加し、資金を使い果たして退場していきます。逆に言えば、優位性のあるトレード・ルールをもたない人は、マーケットに近づかない方がイイということになります。
    以上のことを肝に銘ずる意味でも一読の価値があると思います。
    私はこの本を図書館で借りて読みました。本当は手元において何回も読み直すのがいいと思います。私は、大事だと思うところをノートに書き写しておきました。ただし、この本で解説しているのは日経225の取引です。でも、FX取引でも十分通用する内容です。

  • トレーディングをすぐに本業にするのは無理がある

    デイトレードで本当に暮らしていけるのか

    テクニック

     1.朝の日課

      前日の終値を元に、その下1ティク上下に指値をする。

      たいていのギャップは最初の数分で埋まるのを捕らえる手法

     2.後場寄りブレイクアウト

      前場寄りの売買は初心者が多い (?) 逆張り

      後場よりの売買は実需筋・プロの動きが現れやすい (?)順張り

     3.急落・急騰場面の手法『いってこい』をとる!

       1時間190円ルール

     

       1時間に190円以上動くような場合に、最初の天井を確認して、最初の5分足陰線で

       売る。再び天井を抜こうとする場合、っそれが失敗に終わった瞬間、売りの積み増   しを行う。最初の戻しの安値を抜いたところでさらに売り増す。

     4.30分ブレイクアウト

       

     5.場ごとの15分レンジ・ブレイクアウト

       

     6.インサイドデイ

       

     7.ウップス

     

     8.マルチウップス

     9.OCR手法

       陽線3連続 買い

       陰線3連続 売り



    釣れてもよし、釣れんでもよし

    急ぐな、あせるな、心配するな そして強情張るな

    腹を立てるな 腹を立てたら休め

    半身に構える

  • 投資会社設立という、他の本には無い事が書かれているがいい。これを読んで、会社を設立してみたいと思った。

  • 超基礎の基礎。
    私も含めて我流や中途半端な知識でマーケットに参加した人にとっては「今更」感のある内容ではあると思うが、今からマーケットに参加する(専業として独立したい)人がこの内容を確実に身につけて入ったら強いだろうなと思う。

  • 日経225先物の
    デイトレードで
    稼いでいくための本。

    独特の少し癖のある語り口に
    なぜか引き込まれる1冊。

    財テクは会社をつくってからやりなさい!
    と最初は会社のつくり方から教える。

    で、デイトレード
    それも日経225先物での
    トレードを教えていく。
    デイトレードはその日で決済し
    原則次の日に持ち越さない。
    持ち越しのリスクがないのがメリット。
    不安が強い人にふさわしいトレードスタイル。

    なぜ日経225先物か。
    先物主導で現物株が動いているから。
    機関投資家やプロにとって
    デイトレードといえば
    日経225先物のことだそうだ。

    その後、基本的なトレードの仕方を教え
    トレーディングのポイントを語る。

    さらに各種ツールの説明。

    この辺の語り口がムダがなく
    教科書的でなく
    パキパキ明快。
    ついて行きたくなる(笑)
    シンプルということは
    整理されているということだ。

    最後に1日の流れに沿って
    トレード手法を紹介している。
    これがリアルだ。

    そんなに厚い本ではないが
    そこに書かれているツールや
    トレンド手法は
    多彩で豊富な知識量に
    裏打ちされている。
    そこを全部使いこなせるかどうか。
    力量のない、勉強が少ない
    初心者にはすぐには真似できないとは思うが……。
    当たり前か。
    投資はそんなに甘い世界ではないと
    いわれそう。
    ただ、理解できたなら
    実践できたなら
    あなたもデイトレーダーに
    なれるかもしれない。

    デイトレードで
    株をと考える方は
    ぜひ一度読んでみてほしい。

  • デイトレードという投資スタイルをビジネスとして実行し,生きていこうという話.
    個別株は危ないので近づくな.
    日経225先物こそデイトレードの為のマーケット.
    等々,やや偏りのある見解も見られるが,私は面白いと思った.
    法人化するという考えを知ったのもこの本だったと思う.
    これを読んで,トレーダーという生き方があり得るのだと,リアルに感じられたことは大いに感謝している.

  • デイトレというより日経先物入門。
    あるいはトレイダーになるための入門書って感じの良書。

    変に煽ったり、上からガツンと言ったった系ではない、冷静な記述がよい。

    テクニカル的な記述もあるけど、この辺は実際に試して見ないと分かんないから、おまけ。

  • 2010.12.読了

  • <目的>
    プロのテクニックを学ぶ
    投資会社??

    <メインブランチ>
    ●法人化
    日本の法律は個人投資家が税制の面でかなり厳しくなっている。第一に株の損と先物取引の利益の損益通算ができない。そのため、デリバティブの利益は雑所得になり、給与所得との合算して累進課税で税金がかかる。しかし、それと同様を法人でやると株と先物の損益通算は認められ、トータルがマイナスであれば課税されず、さらに損金繰越ができ、翌年の利益と相殺できる。以上のことより、投資をするなら会社を作ってからやるべきだと言っている。
    会社のメリット1.合法的に節税 2.経費処理 3.損金の繰越 4.楽しい経験

    ●デイトレード
    お勧めポイント 1.インフラの充実 2.持ち越しリスクが無いこと(最重要) 3.経験を積める 4.スイングトレードで大勝ちできる
    日経225先物を推奨・・・回転売買が可能。抜群の流動性。現物株を買うより安全。

    ●テクニック
    1.控除率(手数料)を小さく 2.プランを持つ 3.スイングトレード 4.損切りポイントはエントリー前に 5.利を伸ばす 6.プランを紙に書き、衝動売買を防ぐ 7.出動回数を絞る 8.ポジションサイズ 9.ザラ場は張り付く 10.高く売り、安く買う 11.稼げる手法をまねる 12.順張り、逆張りの使い分け 13.感情コントロール

    <感想>
    投資でしっかり稼げるようになったら法人化しようと思った。後半は他の投資本と内容が似通っていたので新しい気付きはなかった。

  • プロの重みを感じる

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