タウリス島のイフィゲーニエ (AKIRA ICHIKAWA COLLECTION NO. 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784944055876

作品紹介・あらすじ

市川明によるドイツ語圏演劇翻訳シリーズ第1巻(新装版)。

偶数頁にドイツ語原文を底本に即した形式で掲載し、奇数頁に日本語新訳を同様の形で掲載することで韻文劇の醍醐味である韻文のリズムと発話のリズムを再現した。
作品鑑賞のみならず、日独語比較研究を試みる読者・研究者の便をも図る意欲作であり画期的な一書である。

著者プロフィール

ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説、詩、戯曲など幅広い形式で重要な作品を残した。

1749年フランクフルトの裕福な家庭に生まれる。法律を学ぶが、ヘルダーとの出会いを契機に文学に目覚め、シュトゥルム・ウント・ドランクの代表的詩人として活躍。小説『若きヴェルテルの悩み』(1774)でヨーロッパ中に文名を馳せる。
1775年ワイマール公国に宮廷顧問として迎えられ、政治活動を開始。その後も要職を歴任する傍ら、戯曲『タウリス島のイフィゲーニエ』(1787)などを執筆。さらに1794年以降のシラーとの親交を経て、調和と普遍的人間性に基づくドイツ古典主義文学を確立した。
晩年は《世界文学》《世界市民》などの語に象徴される、越境的な視点をより重視し、『親和力』(1809)、『西東詩集』(1819)など円熟した作品を発表。20代から書き続けた、ゲーテ文学の集大成ともいえる戯曲『ファウスト』(「第一部」1808、「第二部」1832)を死の直前に完成させ、1832年、ワイマールに没する。

著作のみならず彼自身の人生にも貫かれる、既存の枠組みや価値観に縛られない自由闊達さ、調和を重んずる平和的人間主義の精神は、後世の芸術・思想に多大な影響を与え、国や時代を超えて今なお世界中で愛され続けている。

「2017年 『タウリス島のイフィゲーニエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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